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音楽用語辞典 & チューナー・メトロノーム

音名と階名 — ドレミ・CDE・ハニホの違い

公開 2026-10-18

音の呼び方には、音名と階名があります。ドレミ、CDE、ハニホは、どれが音名でどれが階名なのか。両者の違いと、日本・ドイツの音名、固定ドと移動ドについて、事典の記述に沿ってまとめます。

音名

デジタル大辞泉は、音名を、一定の振動数をもつ音に与えられた音楽上の固有の名称で、オクターブごとに同じ名称を繰り返すと説明しています。日本の「ハニホヘトイロ」、ドイツの「CDEFGAH」などが例です。世界大百科事典(改訂新版)によると、現在の西洋音楽の音名は、ほとんどが11世紀にグィード・ダレッツォが体系づけたものを基礎としており、アルファベットで音高を表します。日本の洋楽でも、明治以来、イ・ロ・ハを音名にあてています。

階名

デジタル大辞泉は、階名を、音の絶対的高さにはよらず、音階における相互の位置関係から決まる音の呼称とし、西洋音楽のド・レ・ミ・ファ・ソ・ラ・シなどを挙げています。日本国語大辞典は、各音階の主音を規準にして相対的に呼ぶものとしています。百科事典マイペディアは、たとえばハ長調のドは、ト長調ではファにあたると例を挙げています。

絶対的な高さと相対的な高さ

世界大百科事典(改訂新版)は、音名が一定の振動数の音、すなわち絶対音高を表すのに対し、階名のド・レ・ミは、もともと音階中の各音を主音との関係において呼ぶときの相対的な音高を表す名称であると説明しています。同じ事典は、音名であっても、音律や標準音が異なれば同じ音名の音の振動数は違ってくるとし、現在の標準音は、イ=440が一般に用いられていると述べています。

ドレミの由来

世界大百科事典(改訂新版)とブリタニカ国際大百科事典によると、階名は、11世紀にグィード・ダレッツォが、聖ヨハネ賛歌の各句の最初のシラブルであるut、re、mi、fa、sol、laで、ヘクサコード(6音音階)の各音を呼んだことに始まるとされます。世界大百科事典は、この由来を「といわれるが、異説もある」としています。世界大百科事典によると、第7のシラブルsiは、16世紀末から17世紀中ごろにかけて加えられ、イタリアではutが歌いやすいdoに変えられました。

固定ドと移動ド

世界大百科事典(改訂新版)は、旋律に階名を当てはめて歌うことを階名唱法といい、ドを各調の主音として歌うことを移動ド唱法、ドレミをハ音上に固定させて、事実上音名として歌うことを固定ド唱法というと説明しています。同じ事典によると、フランスとイタリアでは、C(ハ)を主音(ユトutまたはドdo)に固定させた階名を、音名として用いています。

ドイツ音名

世界大百科事典(改訂新版)は、ドイツ音名では、半音高めるときは幹音の文字に-isを、二重に高めるときは-isisを、半音低めるときは-esを、二重に低めるときは-esesをつけて表すのが原則であるとし、低めるときには例外があると述べています。

日本の伝統音楽の階名

日本大百科全書によると、中国と日本の伝統音楽の階名は、五声と七声です。五声は宮・商・角・徴・羽で、七声は、宮・商・角・変徴・徴・羽・変宮です。

参考資料

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