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音楽用語辞典 & チューナー・メトロノーム

音程の数え方 — 度と、完全・長・短・増・減

公開 2026-10-13

音程は、二つの音の高さの隔たりです。西洋音楽では、七音音階上の段階の数を「度」という単位で数えます。ここでは、度の数え方と、完全・長・短・増・減という呼び分けを、百科事典の記述に沿って整理します。

度の数え方

ある音と同じ段階にある音は「同度」または1度の関係にあり、二つの段階にある音は2度、三つの段階にある音は3度、というように8度(オクターブ)まで数えます。オクターブを超える音程(9度、10度など)は複合音程、それ以内の音程は単音程といいます。複合音程は、オクターブ音程を1回または数回差し引いて、単音程に直して考えることが多いとされます。

完全・長・短

同じ度数でも、含まれる半音の数によって音程の幅が違います。これを「完全」「長」「短」という名で区別します。自然倍音列の各倍音の間に現れる音程は、完全1度、長・短2度、長・短3度、完全4度、完全5度、長・短6度、長・短7度、完全8度で、完全音程と、長・短音程の二つの系列に分けられます。目安として、短2度は半音、長2度は全音とされます。

増・減

完全音程と長・短音程の二つの系列から、半音の幅で広げたり狭めたりすると、音程の名前が変わります。半音広がれば増音程、半音狭まれば減音程です。長音程が半音狭まると短音程になり、さらに半音狭まると減音程になります。完全音程と長・短音程に、全音階の中に現れる増4度と減5度を加えたものを全音階的音程といい、増4度・減5度以外の増音程・減音程と、重増音程・重減音程は半音階的音程と呼ばれます。

転回

音程をなす二つの音の一方を、1オクターブ反対側へ移して得られる音程を、転回音程といいます。もとの音程と転回音程の度数を足すと、つねに9になります。

協和と不協和

音程は、よく調和して響くかどうかで、協和音程と不協和音程に分けられます。ニッポニカは、完全協和音程(完全1度、完全8度、完全4度、完全5度)、不完全協和音程(長・短3度、長・短6度)、不協和音程(長・短2度、長・短7度と、すべての増・減音程)の3種に定義されるとしています。ただし、世界大百科事典は、協和の概念は歴史的に変化してきたこと、また、上の協和音程も和声のうえでは協和音程とされない場合があることを注記しています。

度以外の表し方

音程は、度のほかに、二つの音の振動数の比や、セントという単位でも表されます。セントは、オクターブを1200セント、半音を100セントとする単位です。マイペディアは、たとえば長3度は4対5の比で400セント、完全4度は3対4の比で500セントと例示しています。

参考資料

この記事に出てくる用語