Gravement
グラーヴマン
意味
荘重に
解説
重々しい遅さ。
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グラーヴマン
荘重に
重々しい遅さ。
Gravement はフランス語で「重々しく、荘重に」。イタリア語の Grave に相当します。フランス語の grave には「低い音の」という意味もあり、この語源が音楽と直接つながっています。
形容詞 grave に副詞語尾 -ment を付けた形です。ラテン語の gravis(重い)に由来し、英語の grave、gravity、gravitate も同じ語根を持ちます。重さという物理的な性質が、そのまま深刻さや荘重さという意味へ広がった語です。
フランス語では son grave が「低い音」を意味し、高い音を指す aigu と対をなします。低音は物理的に振動が遅く、重い弦や長い管から出ます。重さと低さが同じ語で結ばれているのは、この物理的な対応があるためです。この語が付いた箇所で低音域が厚く書かれていることが多いのは偶然ではありません。
重々しさは音量では作れません。テンポを広く取り、音を鳴らしきり、次の音へ急がないことで重心が生まれます。速く弾くと、音量が大きくても軽く聞こえます。逆に、遅くしただけで支えが抜けると、重さではなく緩みになります。