Maestoso
マエストーゾ
意味
堂々と、荘厳に、威厳を持って
解説
王者の歩みのような、立派で誇り高い雰囲気。一音一音をどっしりと置き、響きの広がりを重視します。
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マエストーゾ
堂々と、荘厳に、威厳を持って
王者の歩みのような、立派で誇り高い雰囲気。一音一音をどっしりと置き、響きの広がりを重視します。
Maestoso は maestà(威厳、荘厳)から来た語で、「堂々と」。速度ではなく佇まいの指示で、多くの場合テンポはやや遅めに取られます。
堂々とした印象を作る最大の要素は、急がないことです。maestoso が書かれた箇所で少しでも前のめりになると、威厳が損なわれます。逆に、一つ一つの音に十分な時間を与え、拍の頭をしっかり置くだけで、それらしく聞こえはじめます。ただし遅くしすぎると重苦しくなるため、堂々と歩ける速さを探すのが要点です。
威厳のある響きは、音が最後まで保たれることで生まれます。付点のリズムでは短い音符を短くしすぎない、和音は全声部が同時に切れる、といった細部が印象を左右します。切り上げが早いと、堂々ではなく慌ただしく聞こえます。
ピアノ
和音は全ての音を同時に、深く。アルペジオ気味になると威厳が崩れます。
弦楽器
弓を長く使い、音の最後まで圧を保ちます。弓を余らせると音が痩せます。
管楽器
音の始まりを明確に、しかし硬くならないように。息の支えを最後まで保つことが重要です。
エルガー「威風堂々」第1番
曲名がそのまま maestoso の性格を表しています。
ヘンデル「メサイア」より「ハレルヤ」
和音の重なりが、急がないテンポによって威厳を得ています。