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Grazioso

グラツィオーゾ

表情 🌐 イタリア語

意味

優雅に、上品に、しとやかに

解説

宮廷での舞踏会のような、洗練された美しさ。軽やかで気品のある動きを意識し、粗野な表現を避けます。

Grazioso は grazia(優美、優雅)から来た語で、「優雅に」。力みのない、しなやかな身のこなしを音で表す指示です。

優雅さは「抜き方」で決まる

grazioso でよく起こる失敗は、丁寧に弾こうとして全ての音に力が入ることです。優雅さを作るのは、力を入れる箇所ではなく抜く箇所です。フレーズの終わりを軽く収める、拍の裏を強調しない、和音の最上音以外を控えるといった「抜き」が、しなやかさを生みます。すべての音を等しく丁寧に扱うと、優雅ではなく几帳面に聞こえます。

舞曲との関係

grazioso はメヌエットやガヴォットなど、宮廷の舞曲でしばしば見られます。これらの舞曲には固有のステップとリズムの重心があり、それを知っていると自然に優雅さが出ます。3拍子の舞曲で2拍目をどう扱うかなど、様式ごとの慣習を調べておくと演奏が変わります。

演奏のヒント

ピアノ

打鍵を浅めに、手首を柔らかく。フレーズの終わりは手首を持ち上げながら抜きます。

弦楽器

弓の圧を軽く、返しを目立たせないこと。ビブラートは細めがよく合います。

管楽器

タンギングを軽く。フレーズの終わりは息を切るのではなく、自然に細らせます。

混同しやすい用語

この指示が使われる曲

モーツァルト ピアノソナタ第11番 第1楽章

変奏の各所で、力を抜く箇所の選択が優雅さを決めます。

バッハ「フランス組曲」のガヴォット

舞曲のステップを踏まえると、優雅さが自然に現れます。

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