Grazioso
グラツィオーゾ
意味
優雅に、上品に、しとやかに
解説
宮廷での舞踏会のような、洗練された美しさ。軽やかで気品のある動きを意識し、粗野な表現を避けます。
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グラツィオーゾ
優雅に、上品に、しとやかに
宮廷での舞踏会のような、洗練された美しさ。軽やかで気品のある動きを意識し、粗野な表現を避けます。
Grazioso は grazia(優美、優雅)から来た語で、「優雅に」。力みのない、しなやかな身のこなしを音で表す指示です。
grazioso でよく起こる失敗は、丁寧に弾こうとして全ての音に力が入ることです。優雅さを作るのは、力を入れる箇所ではなく抜く箇所です。フレーズの終わりを軽く収める、拍の裏を強調しない、和音の最上音以外を控えるといった「抜き」が、しなやかさを生みます。すべての音を等しく丁寧に扱うと、優雅ではなく几帳面に聞こえます。
grazioso はメヌエットやガヴォットなど、宮廷の舞曲でしばしば見られます。これらの舞曲には固有のステップとリズムの重心があり、それを知っていると自然に優雅さが出ます。3拍子の舞曲で2拍目をどう扱うかなど、様式ごとの慣習を調べておくと演奏が変わります。
ピアノ
打鍵を浅めに、手首を柔らかく。フレーズの終わりは手首を持ち上げながら抜きます。
弦楽器
弓の圧を軽く、返しを目立たせないこと。ビブラートは細めがよく合います。
管楽器
タンギングを軽く。フレーズの終わりは息を切るのではなく、自然に細らせます。
モーツァルト ピアノソナタ第11番 第1楽章
変奏の各所で、力を抜く箇所の選択が優雅さを決めます。
バッハ「フランス組曲」のガヴォット
舞曲のステップを踏まえると、優雅さが自然に現れます。