Larghissimo
ラルギッシモ
意味
極めて幅広く、非常に遅く
解説
全用語の中で最も遅い速度。深遠な沈黙や、果てしない広がりを感じさせる宗教的な場面でしばしば登場します。
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ラルギッシモ
極めて幅広く、非常に遅く
全用語の中で最も遅い速度。深遠な沈黙や、果てしない広がりを感じさせる宗教的な場面でしばしば登場します。
Larghissimo は Largo の最上級で、「極めて幅広く」。速度用語の中で最も遅い部類にあたり、時間の流れそのものが引き延ばされます。
この速度域では、拍を感じ続けること自体が課題になります。4分音符が非常に遅い場合、頭の中で8分、さらに16分へと細分して数えないと、音と音のあいだで時間の感覚が失われます。細分の単位を決め、それを最後まで維持することが、演奏の骨格を保つ唯一の方法です。
Larghissimo は音楽が止まっているわけではありません。むしろ、極めて遅い中でも進行し続けていることを示すのが演奏の目的になります。長い音の中で音色をわずかに変化させる、次の和音へ向けて緊張を蓄えるといった処理で、静止と持続の違いが生まれます。
ピアノ
減衰が課題になります。ペダルの踏み替えと打鍵の深さで、響きを保ちます。
弦楽器
弓が極端に遅くなるため、圧の管理が難しくなります。弓元と弓先で調整し続けます。
管楽器
ロングトーンが連続します。ブレスの計画がそのまま音楽の設計になります。
アルビノーニのアダージョ(ジャゾット編)
極端に遅い速度で演奏されることが多く、持続の技術が問われます。