Secondary dominant
副次ドミナント
意味
主調以外の和音に対する一時的なドミナント
解説
目的の和音を一時的に「その調のドミナント」として扱う技法。
音楽用語辞典 & チューナー・メトロノーム
副次ドミナント
主調以外の和音に対する一時的なドミナント
目的の和音を一時的に「その調のドミナント」として扱う技法。
Secondary dominant(副次ドミナント)は、楽曲の主調ではない和音に対して、一時的にその和音を仮の主音とみなして作られるドミナント和音。
たとえばハ長調の曲の中でVの和音(G-B-D)に向かって進む前に、Gを一時的な主音とみなしたドミナント(D-F#-A、V/V)を挟むことができる。これが副次ドミナントであり、目的の和音への進行をより強く方向づける働きを持つ。
副次ドミナントは一瞬だけ別の調のドミナントを借りてくる技法であり、調そのものが移り変わる転調とは異なる。すぐに元の調の和声進行に戻ることが前提となっている。
副次ドミナントは V の和音だけでなく、II・III・IV・VI といった主和音以外のどの和音に対しても作ることができる。それぞれ V/ii、V/iii のように、対象となる和音を分母に見立てた記号で表記される。曲中に現れる臨時記号の多くは、この仕組みによって生じている。
アンサンブル
副次ドミナントが現れる箇所は、一瞬だけ別の調に触れる場所です。その和音を気づかせるように、わずかに音色や強さを変えると、進行の方向づけがはっきり伝わります。
バッハのコラール(讃美歌)
副次ドミナントの実例として、音楽理論の授業で最も頻繁に教材に使われる曲集です。