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Cis

シス

理論 🌐 ドイツ語

意味

嬰ハ音

解説

C#(ハ音の半音上)。ドイツ語では音名に -is を付けると半音上がり、-es を付けると半音下がります。

Cis はドイツ語の音名で、C の半音上(英語の C sharp)を指します。ドイツ語の音名体系は英語と規則が違い、そこを知らないと楽譜や文献が読めません。

-is と -es という語尾

ドイツ語では、音名に -is を付けると半音上がり、-es を付けると半音下がります。C→Cis(C♯)、D→Dis(D♯)、C→Ces(C♭)、D→Des(D♭)という具合です。母音で終わる音名では綴りが縮まり、E→Es(E♭)、A→As(A♭)になります。英語のように sharp / flat という別の語を添えるのではなく、音名そのものが変化するのが特徴です。

H と B の入れ替わり

ドイツ語で最も混乱するのがここです。英語の B(シ)はドイツ語では H、英語の B♭ はドイツ語では B と呼ばれます。したがってドイツ語文献の「B」は英語の「B♭」を指します。バッハの名前 B-A-C-H を音にすると B♭・A・C・B となり、この4音がそのまま主題として使えるのは、この命名法があるためです。

重変化

半音2つ上げる場合は -isis、2つ下げる場合は -eses を付けます。Cisis(C の重嬰)、Ceses(C の重変)です。英語の double sharp / double flat に対応します。

どこで出会うか

ドイツ語圏の楽譜の調性表示、作品目録、音楽学の文献でこの体系が使われます。調名では長調が Dur、短調が Moll なので、「cis-Moll」は嬰ハ短調を指します。調名の表記では長調を大文字、短調を小文字で始める慣習があります。

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