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Subdominant

下属音(サブドミナント)

理論 🌐 英語

意味

音階の第4番目の音

解説

主音から完全4度上(完全5度下)の音で、ハ長調ならファ。属音とは主音を挟んで対称の位置にあります。これを根音とする和音(IV)は主和音から外へ広がる感覚を作り、讃美歌の「アーメン」で歌われる変格終止(IV-I)を形づくります。属和音のような緊張ではなく、開放感を担う度数です。

下属音は音階の第4音。ハ長調ならファです。「下」が付いているため属音より低い音だと思われがちですが、名前の由来は高さではなく、主音からの距離の対称性にあります。

名前の由来は対称性

属音は主音から完全5度上にあります。下属音は主音から完全5度下、つまりハ長調ならドから下へ数えてファです。上へ5度と下へ5度、主音を挟んでちょうど対称の位置にある二つの音を、上の方を属音、下の方を下属音と呼び分けています。ハ長調のファは音階の中では主音より上に置かれますが、これはオクターブ上に折り返して並べているためで、関係としては主音の5度下です。

外へ広がる和音

下属音を根音とする和音(IV)は、ハ長調ならファ・ラ・ド。主和音(ド・ミ・ソ)と比べると、ドを共有しながら残りが外側へ動いています。属和音が主和音へ収束していく感覚を持つのに対して、下属和音は主和音から外へ広がっていく感覚を作ります。緊張ではなく、視界が開けるような開放感を担う和音です。

変格終止(アーメン終止)

IV から I へ進む終止を変格終止と呼びます。讃美歌の最後に置かれた「アーメン」がこの和音進行で歌われることから、アーメン終止とも呼ばれます。属和音から主和音へ進む完全終止と比べると決着の力は弱く、終わりを宣言するというより余韻を残す性格があります。そのため、完全終止で曲を閉じた後に付け足しのように置かれることもあります。

演奏上の扱い

IV の和音が出てきたところで音量を落とすと、和音が持つ広がりが消えてしまいます。逆に属和音と同じように前へ押すと、行き先のない緊張になります。外へ開く方向の動きだと捉え、音を広く取って豊かに鳴らすと、この和音の性格が出ます。

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