🎵 おんがく手帳

音楽用語辞典 & チューナー・メトロノーム

理論の音楽用語

88語を掲載(うち76語は詳しい解説ページつき)

楽譜を読むために必要な最小限の理論

ここには音程・調・和音・記譜の約束事に関する用語が集まっています。理論そのものを目的にしなくても、譜読みの速度と暗譜の精度に直結する範囲があります。

調号と臨時記号を情報として読む

調号は曲の調を示すだけでなく、転調の地図でもあります。曲の途中で臨時記号が増える箇所は、たいてい別の調へ向かっている場所です。特に、その調に含まれないはずの音(導音の変化や借用和音)が現れたら、そこが構造上の転換点であることが多い。臨時記号を「間違えないように注意する対象」ではなく「何かが起きている合図」として読むと、譜読みの段階で曲の骨格が見えてきます。

移調楽器のスコアを読む

クラリネット、トランペット、ホルン、イングリッシュホルンなどは移調楽器で、書かれた音と実際に鳴る音が違います。B♭管なら記譜より長2度低く、F管なら完全5度低く鳴ります。スコアを読むとき、これを知らないと和音が合いません。逆に、自分のパート譜に書かれた調号が指揮者の言う調と違っても混乱しないで済みます。ホルンは古典派のスコアで調号を書かず臨時記号だけで記す慣習があり、これも移調楽器の扱いの一部です。

音程の数え方

音程は含まれる音名の数で数えます。ド→ミは3つの音名を含むので3度。ここで注意すべきは、同じ3度でも長3度と短3度で響きがまったく違うことです。完全(1・4・5・8度)と長短(2・3・6・7度)の区別は、和音の種類を判断する土台になります。増4度と減5度のように、鍵盤上は同じ音でも機能が違う音程もあり、これは記譜上どちらで書かれているかで判断します。

和音の役割で聴く

和音は、種類(長三和音・短三和音・属七など)だけでなく、調の中でどの役割を果たしているかで意味が決まります。主和音は落ち着き、属和音は主和音へ向かう緊張、下属和音はその手前の広がり。属七の第7音が下行して解決する、導音が主音へ上がる、といった声部の動きが分かると、どの音を目立たせるべきかが自然に決まります。アンサンブルで自分のパートが第3音を持っているときに音量を抑えるのも、この理解から来ています。

単純拍子と複合拍子

4分の3と8分の6はどちらも1小節に8分音符6つ分が入りますが、拍の感じ方が違います。4分の3は3拍子(♩が3つ)、8分の6は2拍子(♩.が2つ)です。ヘミオラは、この二つを意図的に交錯させる技法で、バロックやブラームスに頻出します。拍子記号は「1小節に何が何個」ではなく「どこに重心を置くか」を示していると捉えると、拍子が変わる箇所での判断が速くなります。

理論の用語一覧

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Cis

シス ・ ドイツ語

嬰ハ音

C#(ハ音の半音上)。ドイツ語では音名に -is を付けると半音上がり、-es を付けると半音下がります。

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Dominant

属音(ドミナント) ・ 英語

音階の第5番目の音

主音から完全5度上の音で、ハ長調ならソ。主音に次いで重要な音であり、これを根音とする和音(V)は主和音へ強く引き寄せられます。属七の和音になるとその力はさらに強まり、調をはっきり示す働きを持ちます。曲の途中で属音に着地すると、話が途中で止まったような「続き」の感覚が残ります。

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Subdominant

下属音(サブドミナント) ・ 英語

音階の第4番目の音

主音から完全4度上(完全5度下)の音で、ハ長調ならファ。属音とは主音を挟んで対称の位置にあります。これを根音とする和音(IV)は主和音から外へ広がる感覚を作り、讃美歌の「アーメン」で歌われる変格終止(IV-I)を形づくります。属和音のような緊張ではなく、開放感を担う度数です。

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Leading tone

導音(リーディング・トーン) ・ 英語

主音の半音下の音

音階の第7音で、主音の半音下にある音。ハ長調ならシ。主音との距離が半音しかないため、そこへ吸い寄せられるような強い方向性を持ちます。この引力が調の中心を感じさせる仕組みそのものであり、短調でこの音を半音上げて導音を作るのが和声的短音階です。

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Articolazione

アルティコラツィオーネ ・ イタリア語

アーティキュレーション

一音一音の切り方、繋ぎ方。

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Che

ケ ・ イタリア語

〜という

接続詞的に使われる(例:Poco meno che...)。

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Copula

コプラ ・ イタリア語

連結節、結びつき

教会音楽的な繋ぎ。

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Cordale

コルダーレ ・ イタリア語

和音の

和声的な進行。

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Poi

ポイ ・ イタリア語

その後に

順序を示す(例:...poi la Coda)。

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Forniture

フォルニチュール ・ フランス語

オルガンの混合ストップ

複数の倍音を同時に鳴らす音色構成。

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Tonic

トニック ・ 英語

主音、音階の第1音

調の中心となる音で、音階の出発点かつ帰着点です。ハ長調ならド。旋律がこの音に着地すると、聴き手は「終わった」と感じます。トニックを主音とする和音(I)は最も安定した響きを持ち、曲の終止に使われます。どの音がトニックかを見分けることが、調を読み取る第一歩です。

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Supertonic

スーパートニック ・ 英語

上主音、音階の第2音

主音のすぐ上に位置する音で、ハ長調ならレ。この音を根音とする和音(II)は、属和音(V)へ進んでから主和音へ戻る「II-V-I」という進行の起点としてよく使われます。クラシックでもジャズでも中心的な役割を担う、実用性の高い度数です。

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Mediant

メディアント ・ 英語

中音、音階の第3音

主音と属音のちょうど中間にあることから「中音」と呼ばれます。ハ長調ならミ。この音が長3度か短3度かで、その調が長調か短調かが決まるため、調の性格を決定づける最も重要な音です。第3音を半音下げるだけで、明るい響きが一気に憂いを帯びます。

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Submediant

サブメディアント ・ 英語

下中音、音階の第6音

ハ長調ならラ。この音を根音とする和音(VI)は短和音で、長調の中に一瞬の陰りをもたらします。属和音(V)から主和音ではなく VI へ進むと、期待が裏切られた感覚が生まれ、これを偽終止と呼びます。曲を終わらせずに引き延ばしたい場面で使われます。

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Perfect fifth

かんぜんごど ・ 英語

完全5度

ドとソのように、5つ分離れた音程のうち最も協和的なもの。振動数の比が2対3という単純な関係にあるため、二つの音が溶け合って一つに聞こえます。弦楽器の調弦の基準であり、和音の骨格を作る音程でもあります。中世の音楽ではこの音程だけで多声が組み立てられていました。

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Major third

ちょうさんど ・ 英語

長3度

ドとミのように、半音4つ分離れた音程。明るく開放的な響きを持ち、長三和音の性格を決めます。完全5度が和音の骨格だとすれば、3度は和音の表情を決める音です。この音程を半音狭めると短3度になり、同じ和音が一瞬で暗く変わります。

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Minor third

たんさんど ・ 英語

短3度

ドとミ♭のように、半音3つ分離れた音程。長3度より半音狭く、憂いや落ち着きを感じさせます。短三和音の性格を決める音程で、日本の童謡やケルト音楽など、世界各地の民謡にも頻繁に現れます。

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Tritone

トライトーン ・ 英語

三全音、増4度/減5度

全音3つ分(半音6つ)離れた音程で、オクターブのちょうど半分にあたります。きわめて不安定で緊張感が強く、中世には「音楽における悪魔」と呼ばれ忌避されました。現在では属七の和音に含まれ、主和音へ解決したいという推進力の源になっています。

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Seventh chord

ななのわおん ・ 英語

七の和音

三和音にさらに3度を積み、根音から7度離れた音を加えた4音の和音。三和音だけの響きに比べて色彩が濃くなり、次の和音へ進みたいという方向性が生まれます。クラシックでは緊張と解決の道具として、ジャズでは基本的な和音として扱われます。

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Dominant seventh

ぞくしちのわおん ・ 英語

属七の和音

属音(第5音)を根音とする七の和音で、ハ長調ならソ・シ・レ・ファ。内部に三全音を含むため強い不安定さを持ち、主和音へ解決しようとする力がきわめて強くなります。調をはっきり示す働きがあり、転調の合図としても使われる、和声の中心的な存在です。

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Diminished chord

げんさんわおん ・ 英語

減三和音

短3度を2つ積み重ねた和音で、外側の音程が減5度になります。宙に浮いたような不安定な響きを持ち、単独では落ち着きません。緊張を高める場面や、転調の橋渡しとして使われます。減七の和音はさらに不安定で、どの調へも進める便利な和音です。

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Augmented chord

ぞうさんわおん ・ 英語

増三和音

長3度を2つ積み重ねた和音で、外側の音程が増5度になります。上へ広がっていくような、方向の定まらない浮遊感が特徴です。19世紀後半以降の作品で、調性をあいまいにする効果を狙って多用されました。

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Root position

きほんいけい ・ 英語

和音の基本形

和音の根音が最低音に置かれた形。最も安定して聞こえるため、曲の終止や重要な区切りで使われます。同じ和音でもどの音を最低音に置くかで印象が変わり、基本形は「決着」、転回形は「経過」の性格を持ちます。

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First inversion

だいいちてんかいけい ・ 英語

和音の第1転回形

和音の第3音を最低音に置いた形。基本形より軽く流動的に響くため、和音が続いていく途中で使われます。低音の動きがなめらかになるという実用上の利点もあり、バスの旋律線を整える目的でも選ばれます。

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Major scale

ちょうおんかい ・ 英語

長音階

全音・全音・半音・全音・全音・全音・半音という順で並ぶ7音の音階。ハ長調ならピアノの白鍵だけで弾けます。第3音と第7音が半音で隣接することが明るい性格を生み、西洋音楽で最も基本となる音階です。

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Natural minor

しぜんたんおんかい ・ 英語

自然短音階

長音階の第6音から始めたときと同じ並びになる短音階。イ短調ならピアノの白鍵だけで弾けます。第7音と主音のあいだが全音離れているため、主音へ引き寄せられる力が弱く、素朴で古風な響きになります。

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Harmonic minor

わせいてきたんおんかい ・ 英語

和声的短音階

自然短音階の第7音を半音上げた音階。主音へ強く引き寄せられる導音が生まれ、短調でも属七の和音が使えるようになります。その代わり第6音と第7音のあいだが1音半に広がり、独特のエキゾチックな響きが生じます。

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Melodic minor

せんりつてきたんおんかい ・ 英語

旋律的短音階

和声的短音階の第6音と第7音のあいだが広すぎて歌いにくいという問題を解消するため、上行時は第6音も半音上げ、下行時は自然短音階に戻す音階です。旋律を自然に歌わせるための工夫であり、上行と下行で形が変わるのが特徴です。

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Chromatic scale

はんおんかい ・ 英語

半音階

オクターブを12の半音ですべて埋めた音階。調性の中心を持たないため、単独では方向感がありません。旋律を装飾したり、緊張を高めたり、転調の橋渡しをしたりする目的で部分的に用いられるのが一般的です。

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Whole tone scale

ぜんおんおんかい ・ 英語

全音音階

すべての音が全音間隔で並ぶ6音の音階。半音がないため導音が存在せず、主音へ帰る力が働きません。その結果、輪郭のぼやけた浮遊感が生まれます。ドビュッシーをはじめとする印象主義の作品で特徴的に用いられました。

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Pentatonic scale

ごおんおんかい ・ 英語

五音音階

5つの音からなる音階。半音を含まない形が広く使われ、どの音を重ねても濁りにくいのが特徴です。日本の民謡、中国音楽、スコットランド民謡、ブルースなど、地理的に離れた文化圏で独立に発達しており、人間にとって自然な音の並びだと考えられています。

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Diatonic

ダイアトニック ・ 英語

全音階的な、調に属する

その調の音階に含まれる音だけで構成されていることを指します。対義語は半音階的(クロマチック)。楽譜を読むとき、臨時記号のない音は基本的に全音階的な音であり、臨時記号が付いた音は調の外へ出た合図と読めます。

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Transposition

いちょう ・ 英語

移調

曲全体を別の調へそっくり移すこと。音程の関係は保たれるため、旋律の形は変わりません。歌い手の声域に合わせる、演奏しやすい調に直す、移調楽器のために書き換えるなど、実用上の必要から頻繁に行われます。

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Perfect cadence

かんぜんしゅうし ・ 英語

完全終止(V-I)

属和音から主和音へ進む終止で、最も強い決着感を持ちます。さらに両方の和音が基本形で、旋律が主音で終わるとき、完全終止と呼ばれます。曲や大きな段落の終わりに置かれ、「ここで終わる」ことを聴き手に明確に伝えます。

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Plagal cadence

へんかくしゅうし ・ 英語

変格終止(IV-I)

下属和音から主和音へ進む終止。讃美歌の最後の「アーメン」で歌われることから「アーメン終止」とも呼ばれます。完全終止よりも柔らかく、決着というより余韻を残す性格があり、曲の最後に付け加えられることがよくあります。

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Half cadence

はんしゅうし ・ 英語

半終止(Vで止まる)

属和音で一区切りつける終止。安定した和音で終わらないため、話の途中で息を継いだような、続きを期待させる感覚が残ります。楽曲の前半を締めくくり、後半へ橋渡しする場面でよく使われます。

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Deceptive cadence

ぎしゅうし ・ 英語

偽終止(V-VI)

属和音から主和音へ進むと思わせて、別の和音(多くは VI)へ進む終止。「終わる」と身構えた聴き手の予想を裏切ることで、曲をさらに引き延ばしたり、意外性を演出したりします。終結部を長くしたい場面で効果的です。

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𝄞

Treble clef

トレブルクレフ ・ 英語

ト音記号

五線の下から2番目の線がト音(G)であることを示す記号。記号の渦の中心がその線を通っています。高音域を記すのに適しており、ヴァイオリン、フルート、ピアノの右手など、多くのパートで使われます。

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𝄢

Bass clef

バスクレフ ・ 英語

ヘ音記号

五線の上から2番目の線がヘ音(F)であることを示す記号。記号の点二つがその線を挟んでいます。低音域を記すのに適しており、チェロ、コントラバス、ファゴット、ピアノの左手などで使われます。

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𝄡

Alto clef

アルトクレフ ・ 英語

ハ音記号(アルト)

記号の中心が置かれた線が中央ハ(C)であることを示します。五線の第3線に置かれるものをアルト記号と呼び、ヴィオラが主に使用します。中音域を加線なしで書けるため、その音域の楽器にとって最も読みやすい記譜になります。

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Ledger line

かせん ・ 英語

加線

五線に収まらない高さの音を書くために、五線の上下に短く足す線。加線が3本を超えると読みづらくなるため、実際には音部記号を変えたり、オクターブ記号(8va)を使ったりして読みやすさを保ちます。

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Accidental

りんじきごう ・ 英語

臨時記号

調号とは別に、曲の途中で音の高さを一時的に変える記号。シャープ、フラット、ナチュラルなどがあります。効力はその小節の中だけで、小節線を越えると元に戻ります。同じ小節内の同じ高さの音にはすべて適用される点に注意が必要です。

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Dotted note

ふてんおんぷ ・ 英語

付点音符

音符の右に付けた点は、その音符の半分の長さを加えることを意味します。付点4分音符なら4分音符+8分音符で1拍半。点を2つ付けた複付点は、さらにその半分(4分の1)を加えます。

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Tie

タイ ・ 英語

タイ、同じ高さの音をつなぐ弧線

同じ高さの2つの音符を結び、1つの長い音として演奏することを示す弧線。2つ目の音は弾き直しません。形が似ているスラーは高さの違う音を結び、なめらかに演奏することを示すため、意味がまったく異なります。

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Triplet

さんれんぷ ・ 英語

3連符

本来2つに分割される長さを3等分したもの。4分音符1拍を3つに分ける8分3連符が代表的です。拍の中に別の分割が持ち込まれるため、リズムに揺らぎや推進力が生まれます。均等に3つ入れることが、正確に演奏する上での要点です。

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𝄇

Repeat sign

はんぷくきごう ・ 英語

反復記号

囲まれた区間をもう一度演奏することを示す記号。開始側と終了側の点の向きで範囲が決まります。2回目に別の終わり方をする場合は1番括弧・2番括弧が併記されます。演奏前に、どこからどこへ戻るのかを必ず確認しておくべき記号です。

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𝄽

Quarter rest

しぶんきゅうふ ・ 英語

4分休符

4分音符と同じ長さの休み。休符は「何もしない時間」ではなく、音楽が進行し続けている時間です。休符の長さを正確に数えることと、その間も緊張を保つことが、リズムの精度と音楽の説得力を左右します。

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𝅘𝅥𝅯

Sixteenth note

じゅうろくぶおんぷ ・ 英語

16分音符

全音符の16分の1の長さで、4分の4拍子では1拍に4つ入ります。旗(はた)が2本、連桁の場合は2本の横線で示されます。速い楽章での細かい動きを担うことが多く、粒をそろえて弾けるかが技術的な課題になります。

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Downbeat

ダウンビート ・ 英語

強拍、小節の1拍目

小節の最初の拍で、指揮者の腕が下へ振り下ろされることに由来します。最も重みのある位置であり、和音が変わる場所でもあります。演奏では、ここに自然な重心が来ているかどうかがリズムの安定感を決めます。

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Upbeat

アップビート ・ 英語

弱拍、小節の最後の拍

小節の終わりにあり、次の強拍へ向かっていく拍。指揮者の腕が上へ上がることに由来します。この拍を重く弾くと音楽が前に進まなくなるため、軽く扱い、次の1拍目へ渡す意識を持つのが基本です。

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Anacrusis

アナクルーシス ・ 英語

アウフタクト、弱起

曲やフレーズが小節の1拍目からではなく、その前の弱拍から始まること。日本語では「弱起」、ドイツ語由来の「アウフタクト」でも呼ばれます。この場合、曲の最後の小節が短くなり、冒頭と合わせて1小節分になるのが慣習です。

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Simple meter

たんじゅんびょうし ・ 英語

単純拍子

1拍が2等分される拍子。4分の4、4分の3、4分の2などが該当します。1拍が3等分される複合拍子(8分の6など)と対になる概念で、拍をどう分割して感じるかが演奏上の違いを生みます。

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Pitch

おんてい ・ 英語

音の高さ

音の高低を指す言葉で、物理的には振動数(Hz)に対応します。振動数が2倍になると1オクターブ上がります。現代の標準はA=440Hzですが、オーケストラによっては442Hzなど高めに取ることもあり、時代によっても基準は変化してきました。

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Range

おんいき ・ 英語

音域

楽器や声が出せる最低音から最高音までの幅。同じ楽器でも、音域によって音色や鳴りやすさが大きく変わります。作曲や編曲では、各楽器のどの音域を使うかが響きの設計そのものになります。

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Voicing

ヴォイシング ・ 英語

和音の音の配置

同じ和音でも、構成音をどの高さにどう配置するかで響きが変わります。音を密集させれば厚く、広く開けば澄んだ響きになります。低音域で3度を狭く重ねると濁りやすいなど、配置には実践的な原則があります。

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Passing tone

けいかおん ・ 英語

経過音

和音に含まれない音のうち、2つの和声音のあいだを順次進行でつなぐもの。ドからミへ動く途中のレがこれにあたります。単独では不協和ですが、通り過ぎる音として自然に聞こえ、旋律をなめらかにします。

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Tonality

ちょうせい ・ 英語

調性

特定の音を中心として、他の音がその周囲に秩序づけられている状態。西洋音楽はおよそ17世紀から19世紀にかけて調性を土台としてきました。20世紀に入るとこの中心を意図的に持たない無調の音楽が現れ、音楽語法が大きく広がりました。

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Tierce de Picardie

ピカルディの三度 ・ フランス語

短調の曲を長三和音で終わらせる古い慣習

終止の第3音だけを半音上げ、短調の曲を長調の響きで締めくくる。

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Secondary dominant

副次ドミナント ・ 英語

主調以外の和音に対する一時的なドミナント

目的の和音を一時的に「その調のドミナント」として扱う技法。

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Added sixth chord

付加六度 ・ 英語

三和音に第6音を加えた和音

長三和音に主音から見て第6音を加え、柔らかく浮遊感のある響きを作る。

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Chromatic mediant

クロマティック・メディアント ・ 英語

半音階的な変化を伴う3度関係の和音のつながり

通常の3度関係とは異なり、半音階的な変化を伴って結びつく和音同士の関係。

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Voice leading

声部進行 ・ 英語

各声部の音のつながり方

和音を構成する各声部が、なめらかかつ論理的に次の和音へ移る道筋。