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Plagal cadence

へんかくしゅうし

理論 🌐 英語

意味

変格終止(IV-I)

解説

下属和音から主和音へ進む終止。讃美歌の最後の「アーメン」で歌われることから「アーメン終止」とも呼ばれます。完全終止よりも柔らかく、決着というより余韻を残す性格があり、曲の最後に付け加えられることがよくあります。

変格終止は下属和音から主和音へ進む終止です。讃美歌の最後の「アーメン」がこの進行で歌われることから、アーメン終止とも呼ばれます。

完全終止との違い

IV から I へ進む場合、導音が含まれないため主音への半音の引力が働きません。ハ長調ならファ・ラ・ドからド・ミ・ソへ。共通音のドを保ったまま外側の音が内側へ収まる動きで、緊張の解決というより、広がった響きが元へ戻る感覚になります。そのため決着の力は完全終止より弱く、終わりを宣言するというより余韻を残します。

完全終止の後に付け加えられる

この性格から、曲を V-I で締めた後に IV-I を付け足して閉じることがあります。決着はすでに済んでおり、その後に響きを広げてから収める形です。讃美歌の「アーメン」がまさにこの位置に置かれています。

演奏上の要点

完全終止と同じように前へ押すと、行き先のない緊張になります。IV の和音は外へ開く方向の響きなので、音を広く取って豊かに鳴らし、そこから静かに主和音へ収めると性格が出ます。音量を落として終わるのが唯一の形ではなく、開いた響きを保ったまま収めることもできます。

演奏のヒント

合唱・アンサンブル

完全終止のような鋭い決着を狙わず、和音を広く豊かに保ったまま主和音へ収めます。音量を急に落とすより、響きの密度を保ちながら着地させるほうがこの終止の性格に合います。

混同しやすい用語

この指示が使われる曲

ヘンデル「メサイア」より Amen

「アーメン終止」という呼び名そのものの由来になった、この終止形の代表例として知られる合唱曲です。

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