String Quartet
弦楽四重奏
意味
4つの弦楽器による合奏
解説
vn2, va, vc。最も親密で知的な形式。
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弦楽四重奏
4つの弦楽器による合奏
vn2, va, vc。最も親密で知的な形式。
String quartet(弦楽四重奏曲)は、ヴァイオリン2、ヴィオラ、チェロによる作品。室内楽の中心的な編成で、作曲家の書法が最も裸で現れる形式とされます。
高音から低音まで、同族の楽器で隙間なく音域を埋められることがこの編成の強みです。音色が均質なため、4つの声部が対等に扱え、和声も対位法も自在に書けます。ハイドンがこの編成を確立し、以降、作曲家がその力量を問われる場として扱われるようになりました。
第1ヴァイオリンが旋律、他が伴奏という構造の曲もありますが、優れた四重奏曲では4つの声部がそれぞれ独立した役割を持ちます。演奏では、いま誰が主導しているかが常に移り変わるため、その受け渡しを聴き合うことが最大の課題になります。指揮者がいないため、テンポも呼吸も4人で作ります。
第2ヴァイオリンとヴィオラは目立たない役割に見えますが、実際には響きの厚みとリズムの推進を担っています。この2声が弱いと、外声だけが浮いて薄い響きになります。逆に内声がしっかりしていると、四重奏がオーケストラのように鳴ります。
第1ヴァイオリン
主導する場面が多いぶん、引くべき場面での判断がより重要になります。
第2ヴァイオリン・ヴィオラ
内声は和音の第3音を担当することが多く、音程がわずかでもずれると全体が濁ります。
チェロ
和声の土台とテンポの基準を同時に担います。ここが揺れると全体が揺れます。
ハイドン 弦楽四重奏曲 作品33
4声が対等に扱われる書法が確立された作品群です。
ベートーヴェン 後期弦楽四重奏曲
形式の枠を超えた表現で、この編成の可能性を極限まで広げました。