Symphony
交響曲
意味
オーケストラのための大規模な曲
解説
通常は4つの楽章から成る、器楽曲の最高峰。
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交響曲
オーケストラのための大規模な曲
通常は4つの楽章から成る、器楽曲の最高峰。
Symphony(交響曲)は、オーケストラのための多楽章の大規模作品。ギリシャ語 syn(共に)+ phone(響き)に由来し、「共に響く」が原義です。
古典派で確立した標準は4楽章構成です。第1楽章はソナタ形式の速い楽章、第2楽章は緩徐楽章、第3楽章はメヌエット(のちにスケルツォ)、第4楽章は速いフィナーレ。この配置は、速い—遅い—舞曲—速いという対比によって、長い時間を聴き手が飽きずに辿れるよう設計されています。ハイドンが100曲以上を書く中でこの形を洗練させました。
ベートーヴェンは第3番「英雄」で規模を大幅に拡大し、第5番では楽章間を切れ目なくつなぎ、第9番では合唱を導入しました。以降、交響曲は「作曲家が全力を注ぐ形式」という位置づけになります。マーラーは1時間を超える作品を書き、楽章数も自由になりました。標準形は出発点であって、規則ではありません。
長大な作品を把握する近道は、第1楽章の主題を覚えることです。多くの交響曲では、その素材が全曲にわたって形を変えて現れます。演奏する側も、自分のパートだけでなく、いま鳴っている主題が第1楽章のどれに由来するかを知っていると、音量やアーティキュレーションの判断が変わります。
弦楽器
長時間の演奏になるため、弓の配分と体力の配分を全楽章通しで設計します。
管楽器
長い休みのあとに重要な独奏が来ることがあります。休み中の準備が本番の質を決めます。
打楽器
出番は少なくても、その一撃が構造上の頂点であることが多くなります。
ハイドン 交響曲第94番「驚愕」
標準形が完成した時期の代表作です。
ベートーヴェン 交響曲第9番
合唱を導入し、形式の枠組みを大きく広げました。