Scherzo
スケルツォ
意味
冗談、急速なテンポの楽曲
解説
メヌエットに代わって交響曲に登場。野性的、あるいは皮肉めいた疾走感が特徴です。
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スケルツォ
冗談、急速なテンポの楽曲
メヌエットに代わって交響曲に登場。野性的、あるいは皮肉めいた疾走感が特徴です。
Scherzo はイタリア語で「冗談、たわむれ」。メヌエットに代わって交響曲やソナタの第3楽章に置かれるようになった、速い3拍子の楽章です。
古典派の交響曲では、第3楽章に宮廷舞曲のメヌエットが置かれるのが標準でした。ベートーヴェンはこれを大幅に速め、性格も一変させます。優雅な舞曲だった楽章が、鋭く、時に暴力的ですらある楽章になりました。「冗談」という語感は残っていますが、ショパンのスケルツォのように深刻な内容を持つ作品も生まれています。
スケルツォは3拍子ですが、テンポが速いため1拍ずつ数えると音楽が細切れになります。1小節を1つの拍として感じ、多くの場合3小節または4小節をひとまとまりとして捉えると、大きな流れが見えてきます。ベートーヴェンが「3小節が1つの単位」と指定した例もあり、この感じ方は作曲の設計に組み込まれています。
スケルツォは、中間にトリオと呼ばれる対照的な部分を持ち、そのあとスケルツォに戻る三部形式が基本です。トリオは編成が薄く、性格も穏やかであることが多いため、この対比を明確にすることが演奏の要点になります。戻ってきたスケルツォを1回目と同じに弾くか変えるかも、解釈の分かれ目です。
ピアノ
速い3拍子では左手が重くなりがちです。1拍目以外を軽く扱うと推進力が出ます。
弦楽器
弓を短く、跳ねるように。長い弓を使うと、テンポがあっても重く聞こえます。
管楽器
1小節単位でブレスを設計します。1拍ごとに息を使うと3拍目で足りなくなります。
ベートーヴェン 交響曲第9番 第2楽章
メヌエットから完全に離れた、激烈なスケルツォの代表例です。
ショパン スケルツォ第2番
「冗談」の語からは遠い、劇的で規模の大きな独立作品です。