🎵 おんがく手帳

1000語以上の音楽用語辞典 & チューナー・メトロノーム

← 辞典にもどる

Giocoso

ジョコーゾ

表情 🌐 イタリア語

意味

楽しげに、愉快に、おどけて

解説

子供たちが遊んでいるような、明るく無邪気な喜び。弾むようなリズムと軽快なスタッカートが効果的です。

Giocoso は gioco(遊び、ゲーム)から来た語で、「おどけて、楽しげに」。子どもの遊びのような、屈託のない明るさを求める指示です。

明るさと軽さの両立

giocoso は、明るいだけでも軽いだけでも成立しません。音色は明るく、しかし音の扱いは軽く。この組み合わせが楽しげな印象を作ります。明るさは発音の鋭さと倍音で、軽さは音の終わり方で作ります。どちらか一方に偏ると、騒がしいか、あるいは弱々しいかのどちらかになります。

リズムの弾みを作る

楽しげな音楽には、リズムの弾みがあります。拍の頭に自然な重心があり、そこから次へ跳ねていく感覚です。均等に刻むと、正確でも楽しくは聞こえません。とくに3拍子系では、2拍目と3拍目の扱いを軽くすることで弾みが生まれます。

演奏のヒント

ピアノ

伴奏を短く切り、跳躍の着地を軽くします。ペダルは弾みを消すため最小限に。

弦楽器

スピッカート気味に弓を弾ませます。弓を長く使うと弾みが失われます。

管楽器

タンギングを短く明るく。息を強めると重くなるため、スピードで明るさを作ります。

混同しやすい用語

この指示が使われる曲

モーツァルト「フィガロの結婚」序曲

軽さと明るさが同時に成立している、giocoso の代表例です。

ビゼー「カルメン」より「闘牛士の歌」

弾むリズムが、屈託のない明るさを作ります。

❤️ 関連する表情用語

← 辞書のトップへ戻る