🎵 おんがく手帳

1000語以上の音楽用語辞典 & チューナー・メトロノーム

← 辞典にもどる

Aria

アリア

形式 🌐 イタリア語

意味

独唱曲、詠唱

解説

オペラ等で、登場人物が感情をたっぷりと歌い上げる場面。

Aria はイタリア語で「空気、様子」から転じて「歌」を意味します。オペラやオラトリオの中で、登場人物が心情を歌い上げる独唱曲です。

物語を止めて心を描く

オペラでは、レチタティーヴォが物語を進行させ、アリアがその場面で登場人物が何を感じているかを描きます。アリアの間、物語は基本的に停止します。同じ言葉が繰り返されるのはこのためで、時間の進行より心情の深さを表現することが目的だからです。演奏では、この「止まっている時間」をどう充実させるかが問われます。

ダ・カーポ・アリア

バロックで確立した形式が、A—B—A の三部形式を取るダ・カーポ・アリアです。最後のAは Da Capo の指示で戻りますが、単なる繰り返しではなく、歌手が装飾を加えて変奏することが慣習でした。楽譜に書かれていない部分に歌手の技量が表れる、即興性を含んだ形式です。

演奏のヒント

声楽

言葉の意味とフレーズの頂点を一致させます。技巧が目的化すると心情が伝わりません。

伴奏

歌の呼吸に合わせます。楽譜どおりのテンポより、歌い手のブレスが優先されます。

器楽の独奏

アリアを器楽で演奏する場合、原曲の歌詞を読んでからフレーズを設計します。

混同しやすい用語

この指示が使われる曲

ヘンデル「オンブラ・マイ・フ」

ダ・カーポ・アリアの代表例で、戻ったあとの装飾が見せ場です。

モーツァルト「フィガロの結婚」より「恋とはどんなものかしら」

短いアリアの中に心情が凝縮されています。

❤️ 関連する形式用語

← 辞書のトップへ戻る