Concerto
協奏曲
意味
独奏楽器とオケの対話
解説
ソリストの技巧とオケの調和を楽しむ。
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協奏曲
独奏楽器とオケの対話
ソリストの技巧とオケの調和を楽しむ。
Concerto(協奏曲)は、独奏楽器とオーケストラのための作品。語源には「競う」と「協力する」の両説があり、この二面性が形式の本質を表しています。
concerto の語源はラテン語 concertare で、「競い合う」とも「協力する」とも解されます。実際、協奏曲は独奏者とオーケストラが対抗しながら、同時に一つの音楽を作るという構造を持ちます。独奏が主張する場面と、オーケストラに溶け込む場面が交互に現れ、この関係の変化が曲の推進力になります。
交響曲が4楽章なのに対し、協奏曲は速—緩—速の3楽章が標準です。舞曲楽章がないぶん、独奏の技巧と歌が前面に出ます。第1楽章では、オーケストラが主題を提示してから独奏が入るという二重提示部の形が古典派で定型化しました。終楽章はロンド形式が多く、軽快な性格を持ちます。
演奏上の最大の課題は、独奏が埋もれないことです。ただしこれは独奏が大きく弾くことでは解決しません。オーケストラ側が、独奏が鳴っている間は明確に引く必要があります。とくに独奏と同じ音域を担当するパートは、音量だけでなく音色も変えて場所を空けます。
独奏者
tutti の間も音楽は続いています。次の入りのテンポと性格を、聴きながら準備します。
オーケストラ
独奏が入った瞬間に音量を落とします。落とすタイミングを事前に決めておきます。
ヴィヴァルディ「四季」
独奏と tutti の交替が明快で、この形式の原理がよく分かります。
ベートーヴェン ピアノ協奏曲第5番「皇帝」
冒頭から独奏が入り、定型を破った例として知られます。