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tutti

Tutti

トゥッティ

奏法 🌐 イタリア語

意味

全員で、総奏

解説

協奏曲などでソリストひとりの場面から、オーケストラ全力の演奏に切り替わる、最もエネルギーの大きな瞬間を指します。

Tutti はイタリア語で「全員」。ソロや少人数の部分に対して、全奏者が演奏することを示します。協奏曲では独奏に対するオーケストラ全体を指します。

協奏曲における意味

バロックの合奏協奏曲では、少人数の独奏群と全体との交替が曲の構造そのものでした。この全体の部分を tutti と呼びます。古典派以降の協奏曲でも、独奏者が休んでオーケストラだけが演奏する部分を tutti と呼ぶ習慣が残っています。楽譜の tutti は「ここから全員」という実務的な合図です。

全員で弾くときの音量

tutti では人数が増えるため、各奏者が同じ音量で弾くと全体が過剰になります。とくに旋律以外のパートは、人数分の合計を意識して控える必要があります。逆に、tutti なのに響きが薄い場合は、全員が遠慮している可能性があります。リハーサルで客席側から聴いて判断するのが確実です。

演奏のヒント

弦楽器

divisi の直後の tutti では、全員が同じ弓使いに戻ります。事前の統一が必要です。

管楽器

同じパートを複数人で吹く場合、音程とアタックの統一が音量以上に重要です。

独奏者

tutti の間に次のフレーズの準備をします。休みではなく、音楽を聴いて入る場所です。

混同しやすい用語

この指示が使われる曲

ヴィヴァルディ「四季」

独奏と tutti の交替が、各楽章の構造を作っています。

バッハ「ブランデンブルク協奏曲」

独奏群と全体の対比が、合奏協奏曲の原理を示します。

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