Tutti
トゥッティ
意味
全員で、総奏
解説
協奏曲などでソリストひとりの場面から、オーケストラ全力の演奏に切り替わる、最もエネルギーの大きな瞬間を指します。
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トゥッティ
全員で、総奏
協奏曲などでソリストひとりの場面から、オーケストラ全力の演奏に切り替わる、最もエネルギーの大きな瞬間を指します。
Tutti はイタリア語で「全員」。ソロや少人数の部分に対して、全奏者が演奏することを示します。協奏曲では独奏に対するオーケストラ全体を指します。
バロックの合奏協奏曲では、少人数の独奏群と全体との交替が曲の構造そのものでした。この全体の部分を tutti と呼びます。古典派以降の協奏曲でも、独奏者が休んでオーケストラだけが演奏する部分を tutti と呼ぶ習慣が残っています。楽譜の tutti は「ここから全員」という実務的な合図です。
tutti では人数が増えるため、各奏者が同じ音量で弾くと全体が過剰になります。とくに旋律以外のパートは、人数分の合計を意識して控える必要があります。逆に、tutti なのに響きが薄い場合は、全員が遠慮している可能性があります。リハーサルで客席側から聴いて判断するのが確実です。
弦楽器
divisi の直後の tutti では、全員が同じ弓使いに戻ります。事前の統一が必要です。
管楽器
同じパートを複数人で吹く場合、音程とアタックの統一が音量以上に重要です。
独奏者
tutti の間に次のフレーズの準備をします。休みではなく、音楽を聴いて入る場所です。
ヴィヴァルディ「四季」
独奏と tutti の交替が、各楽章の構造を作っています。
バッハ「ブランデンブルク協奏曲」
独奏群と全体の対比が、合奏協奏曲の原理を示します。