Glissando
グリッサンド
意味
音の間を滑らせて
解説
離れた2音の間を、隙間なく滑らかに撫でるように移行します。トロンボーンやハープで非常に効果的な表現です。
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グリッサンド
音の間を滑らせて
離れた2音の間を、隙間なく滑らかに撫でるように移行します。トロンボーンやハープで非常に効果的な表現です。
Glissando(gliss.)はフランス語 glisser(滑る)に由来し、ある音から別の音へ滑らかに滑らせる奏法。楽器によって実現方法がまったく異なります。
同じ glissando でも、実際に鳴る音は楽器で大きく異なります。ピアノでは鍵盤を指で滑らせるため、半音階の各音が個別に聞こえます。弦楽器やトロンボーンでは、音の高さが連続的に変化する本当の意味での滑走になります。ハープでは調弦された音だけを通過します。楽譜に gliss. とあっても、自分の楽器で何が起きるのかを理解しておく必要があります。
glissando は滑る過程が目立つため、始まりと終わりの音がおろそかになりがちです。しかし音楽的に重要なのは、多くの場合この2つの音です。とくに終点は次のフレーズの出発点になることが多いため、正確な高さで到達し、そこから改めて演奏が始まるように扱ってください。滑る速度の配分も、終点に着地する時点から逆算して決めます。
ピアノ
白鍵は爪側で、指を寝かせて滑らせます。力を入れると指を痛めるため、体重ではなく腕の移動で行います。
弦楽器
指の圧を保ったまま移動します。圧が抜けると音が途切れ、glissando ではなくポジション移動の雑音になります。
管楽器
トロンボーンはスライドで自然に行えます。他の管楽器では、唇と運指の組み合わせによる擬似的な glissando になります。
ガーシュウィン「ラプソディ・イン・ブルー」冒頭
クラリネットの glissando。管楽器で連続的な滑走を実現した象徴的な例です。
リスト「ハンガリー狂詩曲 第2番」
ピアノの glissando が華やかな効果として用いられます。