Arpeggio
アルペッジョ
意味
和音を順に弾いて(分散和音)
解説
和音の構成音を、下から上へ(あるいは上から下へ)順番にバラして弾きます。ハープのような広がりが出ます。
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アルペッジョ
和音を順に弾いて(分散和音)
和音の構成音を、下から上へ(あるいは上から下へ)順番にバラして弾きます。ハープのような広がりが出ます。
Arpeggio は arpa(ハープ)から派生した語で、「ハープのように」が原義。和音を同時にではなく、下から順に分散して鳴らす奏法です。
和音の左に縦の波線が書かれていたら、その和音を分散して弾きます。原則として下から上へ、素早く。ただし矢印が下向きに付いている場合は上から下へ弾きます。分散のタイミングも重要で、最上音を拍に合わせるのが基本ですが、最低音を拍に合わせる流儀もあり、様式や文脈で選択します。
アルペジオを単なる飾りと考えると、機械的な演奏になります。本来これは、鍵盤や撥弦楽器で和音に厚みと時間的な広がりを与えるための手段です。とくに最上音は旋律であることが多く、そこへ向けて下の音が支えを作るという構造で弾くと、和音が生きた響きになります。
ピアノ
手が届かない広い和音では必然的にアルペジオになります。この場合も最上音のタイミングを揃えることを優先します。
弦楽器
3声・4声の和音は同時に鳴らせないため、下から素早く分散します。上2声を残して響かせるのが一般的です。
ハープ/ギター
この奏法の本来の形。指の順序を決めておくと、速い箇所でも安定します。
ベートーヴェン ピアノソナタ第14番「月光」第1楽章
全編が分散和音。アルペジオが伴奏ではなく曲そのものになっています。
バッハ 平均律クラヴィーア曲集 第1巻 第1番 前奏曲
分散和音だけで構成され、和声の移り変わりがそのまま音楽になります。