Additive rhythm
加算リズム
意味
リズムの積み上げ
解説
最小単位(8分音符など)を2+3+2のように不規則に積み上げ、躍動的で複雑なノリを作ります。
1000語以上の音楽用語辞典 & チューナー・メトロノーム
加算リズム
リズムの積み上げ
最小単位(8分音符など)を2+3+2のように不規則に積み上げ、躍動的で複雑なノリを作ります。
加算リズムは、最小の単位を不規則な数ずつ束ねて拍を作る方式です。2+3+2 のように、均等でない群が積み上げられます。
西洋の拍子は、1小節を等しい拍に分け、各拍をさらに等分するという分割の考え方に基づいています。加算リズムはその逆で、最小単位(8分音符など)を数え上げ、不規則な群にまとめていきます。8分の8拍子が 3+3+2 として演奏される場合、これは4拍の均等な拍子ではなく、長・長・短の3つの群です。
バルカン半島の民俗音楽、トルコやインドの音楽体系に、この方式のリズムが体系的に存在します。20世紀の西洋の作品では、バルトークがバルカンのリズムを研究し作品に取り込んだ例が知られています。ストラヴィンスキーの作品にも、拍の群が不規則に変わる書法が現れます。
最小単位の長さを一定に保つことが前提です。群の区切りが変わっても、8分音符1つの長さは変わりません。均等な拍を感じようとすると崩れるため、群の長短のパターンを一つのまとまりとして覚えることになります。長い群と短い群の対比が、このリズムの推進力を生みます。