Agile
アジーレ
意味
軽快に、敏捷に
解説
身のこなしが軽い、明快な動作。
音楽用語辞典 & チューナー・メトロノーム
アジーレ
軽快に、敏捷に
身のこなしが軽い、明快な動作。
Agile は「敏捷に、軽快に」。ラテン語の agere(動かす、行う)に由来し、動きの素早さと切り替えの容易さを指します。
agere は「動かす、行う」を意味するラテン語で、agilis は「動かしやすい」です。英語の agile、agility、agent、act、agenda はいずれも同じ語根を持ちます。示しているのは軽さではなく、動きの俊敏さです。
leggero(軽く)は重さを抜くこと、agile は素早く動くことを求めます。両者は同時に成立することが多いのですが、指示している内容は別です。重い音でも敏捷に動くことはでき、軽い音でもゆっくり動くことはできます。
素早く動くには、動作の無駄を減らすことが基本です。運指を工夫して手の移動を減らし、必要以上の力を使わないことで、切り替えが速くなります。力を込めると動きが鈍るため、脱力が前提になります。
弦楽器・木管楽器
半音階の連続する動きを俊敏にさばくには、指の交換を最小にする運指をあらかじめ決めておきます。速さを優先して運指を場当たりにすると、かえって動きが鈍くなります。
リムスキー=コルサコフ「熊蜂の飛行」
半音階的な動きがほぼ途切れず続く楽曲で、速さそのものより、動きの粒をそろえたまま俊敏にさばき続けることが要求される代表例です。