Alla zingara
アッラ・ズィンガラ
意味
ジプシー風に
解説
自由奔放なリズムと、情熱的な旋律。ブラームスのハンガリー舞曲などで見られる独特の「うねり」です。
音楽用語辞典 & チューナー・メトロノーム
アッラ・ズィンガラ
ジプシー風に
自由奔放なリズムと、情熱的な旋律。ブラームスのハンガリー舞曲などで見られる独特の「うねり」です。
Alla zingara は「ジプシー(ロマ)風に」。ロマの音楽に特徴的とされる、自由なテンポの揺れや装飾的な旋律を模した様式を指す。
alla zingara は、ヨーロッパの作曲家たちが自分たちの耳に映ったロマ音楽の特徴、すなわち急激なテンポの変化、即興的な装飾、劇的な強弱の対比を取り入れた様式的な指示であり、実際のロマ音楽そのものを厳密に再現したものとは異なる。
ピアノ・弦楽器(室内楽)
急激なテンポの変化を伴う様式では、遅い部分から速い部分への切り替わりを徐々にではなく思い切って唐突に行うことで、即興的で劇的な性格が生まれます。中途半端に加速すると様式感が薄れ、単なる走句になってしまいます。
ブラームス「ピアノ四重奏曲第1番」ト短調 作品25 終楽章「ロンド・アラ・ツィンガレーゼ」
ブラームス自身がこの終楽章に「ジプシー風に」という副題を付けました。ハンガリーのヴァイオリニスト、エデ・レメーニとの演奏旅行での経験が背景にあるとされ、友人ヨーゼフ・ヨアヒムが「君は自分の土俵で僕に勝った」と冗談を言ったと伝えられる、超絶技巧を要する華やかな楽章です。ハイドンが「ロンド・アル・ウンガレーゼ」と呼んだ作品との呼び方の違いも指摘されています。