Arcato
アルカート
意味
弓で弾く
解説
Arcoと同義。pizz.との対比で、本来の豊かな響きを復活させる指示です。
音楽用語辞典 & チューナー・メトロノーム
アルカート
弓で弾く
Arcoと同義。pizz.との対比で、本来の豊かな響きを復活させる指示です。
Arcato は「弓で弾く」。arco と同じ意味で、ピッツィカートの後に弓での演奏へ戻ることを指示します。
arco が「弓」という名詞、arcato がその形容詞的な形です。楽譜上の機能はどちらも同じで、pizzicato を解除して弓に戻す合図として書かれます。arco のほうが一般的な表記で、arcato はやや少ないですが意味の差はありません。
この指示が現れる箇所では、奏者は弓を持ち替える動作をします。ピッツィカートでは右手の指で弦をはじくため、弓は手に持ったまま、あるいは構えを変えて待機しています。弓での演奏に戻るには、弓を弦に正しく置き直す必要があり、わずかな時間がかかります。短い休符しかない箇所での切り替えは技術的な負担になります。
弦楽器
ピッツィカートから弓に戻る合図が出たら、弓を弦に静かに置く時間を確保するため、直前のフレーズの最後を心持ち早めに切り上げ、次の音が出る前に弓の準備を終えておく余裕を作ります。
チャイコフスキー 交響曲第4番 第3楽章「スケルツォ:ピッツィカート・オスティナート」
弦楽合奏がほぼ全編をピッツィカートだけで演奏する、この曲種の中でも異例な楽章です。楽章の終盤で管楽器が加わったのち、次の第4楽章冒頭で弦楽器は arco の指示のもとに弓を伴う通常の奏法へ戻ります。