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音楽用語辞典 & チューナー・メトロノーム

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Bacchante

バカンテ

表情 🌐 フランス語

意味

熱狂的な、酒神の巫女のような

解説

理性を超えた、原始的で熱狂的な高揚感を描きます。

バッコスの信女を指す語で、理性を離れた熱狂的な高揚を求める指示として用いられます。

バッコスの信女

バッコス(ギリシャ神話のディオニュソス)を崇拝する女性たちを指す語です。マイナスとも呼ばれ、神に憑かれて我を忘れた状態で山野を巡ったと伝えられます。エウリピデスの悲劇《バッコスの信女》がこの題材を扱っています。したがってこの語が指すのは、制御された情熱ではなく、我を失った熱狂です。

ディオニュソス的という概念

ニーチェは《悲劇の誕生》で、秩序と形式を担うアポロン的なものと、陶酔と混沌を担うディオニュソス的なものという対を提示しました。この枠組みは芸術論で広く参照されており、bacchante という語もその文脈で読まれることがあります。

演奏上の判断

我を失った状態を表すためには、実際に崩れてしまってはいけません。制御を失っているように聞こえるためには、リズムと音程が保たれている必要があります。振れ幅を大きく取り、しかし骨格は保つという扱いになります。

演奏のヒント

オーケストラ全般

熱狂を作るには、テンポを速めるだけでなく、リズムの反復を執拗に保つことが有効です。オーボエなど特定の楽器に異国的な旋律を担わせ、そこに打楽器の反復リズムを重ねる書法が伝統的に用いられてきました。

混同しやすい用語

この指示が使われる曲

サン=サーンス「サムソンとデリラ」より バッカナール

ダゴン神への礼拝が熱狂的な乱舞へと変わる場面の舞踏音楽で、bacchante の性格を音で表した代表例として知られます。

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