Bocca chiusa
ボッカ・キウザ
奏法
🌐 イタリア語
意味
口を閉じて、ハミングで
解説
「鼻歌」のように口を閉じ、柔らかなエコーのような響きを合唱で作ります。
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ボッカ・キウザ
口を閉じて、ハミングで
「鼻歌」のように口を閉じ、柔らかなエコーのような響きを合唱で作ります。
Bocca chiusa は「口を閉じて」。合唱で口を閉じたまま歌う、いわゆるハミングの指示です。
口を閉じているため音は鼻腔から抜け、口を開けた発声より柔らかく、輪郭のぼやけた響きになります。母音の色がなくなるため、言葉としての情報が消え、純粋な音の層として機能します。他の声部の歌う旋律の背景を作る目的で使われることが多くあります。
口を閉じると音量が出にくくなりますが、息の支えを緩めると音程が下がり、響きも失われます。口の中の空間を広く保ったまま唇だけを閉じることで、鼻腔へ抜ける響きが確保できます。音程は開けた発声より取りにくくなるため、正確さの確認が必要です。
楽譜には歌詞の代わりにこの指示が書かれ、母音は示されません。音符だけが並ぶ箇所にこの語があれば、ハミングで歌う区間です。フランス語では bouche fermée が同じ意味で使われます。