Chromatic scale
はんおんかい
意味
半音階
解説
オクターブを12の半音ですべて埋めた音階。調性の中心を持たないため、単独では方向感がありません。旋律を装飾したり、緊張を高めたり、転調の橋渡しをしたりする目的で部分的に用いられるのが一般的です。
音楽用語辞典 & チューナー・メトロノーム
はんおんかい
半音階
オクターブを12の半音ですべて埋めた音階。調性の中心を持たないため、単独では方向感がありません。旋律を装飾したり、緊張を高めたり、転調の橋渡しをしたりする目的で部分的に用いられるのが一般的です。
半音階はオクターブを12の半音ですべて埋めた音階です。ピアノの白鍵と黒鍵を順に全部弾くとこの音階になります。
すべての音が等間隔に並んでいるため、どの音が中心なのかを響きから決めることができません。長音階や短音階が半音の位置によって主音を示すのに対して、この音階には目印がありません。そのため単独では方向感を持たず、旋律として自立しにくい性質があります。
実際の曲では、音階全体としてではなく部分的に用いられます。旋律を装飾する、緊張を高める、二つの調のあいだを橋渡しする、といった目的です。調の外の音を通ることで一時的に不安定さを作り、それが解決したときの安定感を強めます。
半音の連続は音の間隔が均等であるため、粒をそろえて弾かないと不均一さが目立ちます。ピアノでは白鍵と黒鍵が交互に来るため指がかりが変わり、指番号を決めておくことが必要です。速い半音階では、一つ一つの音を聞かせるより、全体を一本の線として通すほうが目的に合うことが多くあります。
共通
半音の連続は指がかりが不規則になりやすい箇所です。あらかじめ運指を固定して練習し、速度が上がっても迷わず弾けるようにしておきます。
リムスキー=コルサコフ「熊蜂の飛行」
曲全体を通してほぼ途切れることなく続く半音階的な走句が、この曲の代名詞になっています。