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Double sharp

ダブルシャープ

理論 🌐 英語

意味

半音2つ(全音)上げる

解説

重嬰記号。

重嬰記号は、音を半音2つ分(全音)上げる臨時記号です。♯を2つ書く代わりに、x に似た形の記号を使います。

なぜ2つ上げる必要があるのか

ファを全音上げた音は、鍵盤の上ではソと同じ鍵です。それならソと書けばよいはずですが、そう書けない場合があります。たとえば嬰ト短調(G♯ minor)で導音を作るには、第7音のファ♯をさらに半音上げる必要があります。この音をソと書くと、音階の第7音であるべき音が第1音の名前になってしまい、音階の構造が読めなくなります。ファ♯♯(重嬰ファ)と書くことで、あくまで第7音を上げた音であることが保たれます。

記号の読み方

重嬰記号が付いた音は、調号の♯を含めた上でさらに半音2つ上げるのではなく、素の音名から半音2つ上げた高さになります。調号でファに♯が付いている調でファに重嬰記号が書かれていれば、その音はファから全音上、つまり鍵盤上のソです。臨時記号は調号を上書きします。

実際に出会う場面

♯の多い短調の曲で、導音を作るときに現れます。嬰ト短調、嬰ニ短調、嬰イ短調などです。見慣れない記号ですが、意味は単純で、そこが導音であることの合図として読めば混乱しません。

演奏のヒント

鍵盤楽器

重嬰記号を見たら、まず素の音名から半音2つ分の鍵盤上の位置を確認し、それが調号の中でどの音の代わりを果たしているかを確認してから弾くと、読み違いを防げます。

混同しやすい用語

この指示が使われる曲

バッハ「平均律クラヴィーア曲集」第1巻 第18番 嬰ト短調フーガ

嬰ト短調の導音(第7音)がファ♯をさらに半音上げた「重嬰ファ」にあたるため、重嬰記号が自然に現れる調の例です。

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