Fortissimo
フォルティッシモ
意味
とても強く
解説
聴衆を圧倒する輝かしい響き。重厚感と広がりを伴う、オーケストラのクライマックスで多用される強さです。
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フォルティッシモ
とても強く
聴衆を圧倒する輝かしい響き。重厚感と広がりを伴う、オーケストラのクライマックスで多用される強さです。
Fortissimo(ff)は「とても強く」。ただし ff の質は音量ではなく、響きの厚みと広がりで決まります。うるさい ff と、輝かしい ff はまったく別のものです。
曲の中で最も強い箇所がどこかを先に決めないと、途中で音量の上限に達してしまい、クライマックスで打つ手がなくなります。まず楽譜全体を眺めて最大の f がどこかを特定し、そこを100とした配分で各所の ff を決めてください。ff が複数ある曲では、すべてを同じ音量で弾く必要はありません。
同じ音量でも、倍音が豊かな音は圧倒的に大きく聞こえます。逆に押し付けた音は倍音が減り、音量計の数値が高くても迫力が出ません。ff がうまくいかないときは、まず力を抜いて楽器がよく鳴る状態を作り、そこから量を増やす順序に変えてみてください。多くの場合、力を抜いたほうが大きく聞こえます。
ピアノ
腕全体の重さを鍵盤に伝えます。手首だけで叩くと打鍵音ばかりが目立ち、響きは増えません。
弦楽器
弓速を最大にしてから圧を足します。順序が逆だと弦が押さえ込まれ、鳴りが止まります。
管楽器
口の中と喉を広く保ちます。息だけ強めると音が割れ、ピッチも上ずります。
マーラー 交響曲第2番「復活」終楽章
巨大な ff が、音量ではなく編成の厚みで作られています。
ベートーヴェン 交響曲第9番 第4楽章
複数ある ff の差を弾き分けられるかが、曲の構成感を左右します。