🎵 おんがく手帳

1000語以上の音楽用語辞典 & チューナー・メトロノーム

← 辞典にもどる
ff

Fortissimo

フォルティッシモ

強弱 🌐 イタリア語

意味

とても強く

解説

聴衆を圧倒する輝かしい響き。重厚感と広がりを伴う、オーケストラのクライマックスで多用される強さです。

Fortissimo(ff)は「とても強く」。ただし ff の質は音量ではなく、響きの厚みと広がりで決まります。うるさい ff と、輝かしい ff はまったく別のものです。

限界を先に決めておく

曲の中で最も強い箇所がどこかを先に決めないと、途中で音量の上限に達してしまい、クライマックスで打つ手がなくなります。まず楽譜全体を眺めて最大の f がどこかを特定し、そこを100とした配分で各所の ff を決めてください。ff が複数ある曲では、すべてを同じ音量で弾く必要はありません。

厚みは音量ではなく倍音で作る

同じ音量でも、倍音が豊かな音は圧倒的に大きく聞こえます。逆に押し付けた音は倍音が減り、音量計の数値が高くても迫力が出ません。ff がうまくいかないときは、まず力を抜いて楽器がよく鳴る状態を作り、そこから量を増やす順序に変えてみてください。多くの場合、力を抜いたほうが大きく聞こえます。

演奏のヒント

ピアノ

腕全体の重さを鍵盤に伝えます。手首だけで叩くと打鍵音ばかりが目立ち、響きは増えません。

弦楽器

弓速を最大にしてから圧を足します。順序が逆だと弦が押さえ込まれ、鳴りが止まります。

管楽器

口の中と喉を広く保ちます。息だけ強めると音が割れ、ピッチも上ずります。

混同しやすい用語

この指示が使われる曲

マーラー 交響曲第2番「復活」終楽章

巨大な ff が、音量ではなく編成の厚みで作られています。

ベートーヴェン 交響曲第9番 第4楽章

複数ある ff の差を弾き分けられるかが、曲の構成感を左右します。

❤️ 関連する強弱用語

← 辞書のトップへ戻る