Sforzando
スフォルツァンド
意味
その音だけ強く
解説
不意の衝撃や、強い心理的なアクセント。周囲とのコントラストを明確にすることで、音楽に躍動感を与えます。
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スフォルツァンド
その音だけ強く
不意の衝撃や、強い心理的なアクセント。周囲とのコントラストを明確にすることで、音楽に躍動感を与えます。
Sforzando(sf, sfz)は「力を込めて」。sforzare(強いる、無理をさせる)から来た語で、その音だけを突然際立たせる指示です。
sf は絶対的な音量ではなく、直前の音量からどれだけ跳ね上がるかで決まります。p の中の sf と、f の中の sf はまったく違う音量です。したがって、sf を効かせたければ、その直前を抑えることが先決になります。すでに大きく弾いている場所で sf だけ強くしようとしても、差が出ないため効果が生まれません。
sf は原則としてその音だけの指示で、次の音からは元の音量に戻ります。ここを間違えて、sf 以降ずっと大きいまま弾いてしまう例が非常に多く見られます。楽譜に sf が書かれていたら、その音のあと何に戻るのかを必ず確認してください。戻り先が書かれていない場合は、sf の直前の強弱が続いていると考えます。
ピアノ
打鍵を速くすることで作ります。深く押し込むと音量より打鍵音が目立ち、鋭さが出ません。
弦楽器
弓を弦に置いた状態から瞬間的に加速します。上から落とすと雑音が混じります。
管楽器
舌を強くするのではなく、息の圧を一瞬だけ上げます。タンギングで作ると音が潰れます。
ベートーヴェン 交響曲第3番「英雄」第1楽章
拍子の重心をずらす位置に sf が置かれ、リズムそのものを揺さぶります。
ハイドン 交響曲第94番「驚愕」第2楽章
静けさの中に一発だけ置かれた強打。sf が差でしか成立しないことの好例です。