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sfz

Sforzando

スフォルツァンド

強弱 🌐 イタリア語

意味

その音だけ強く

解説

不意の衝撃や、強い心理的なアクセント。周囲とのコントラストを明確にすることで、音楽に躍動感を与えます。

Sforzando(sf, sfz)は「力を込めて」。sforzare(強いる、無理をさせる)から来た語で、その音だけを突然際立たせる指示です。

周囲との差でしか成立しない

sf は絶対的な音量ではなく、直前の音量からどれだけ跳ね上がるかで決まります。p の中の sf と、f の中の sf はまったく違う音量です。したがって、sf を効かせたければ、その直前を抑えることが先決になります。すでに大きく弾いている場所で sf だけ強くしようとしても、差が出ないため効果が生まれません。

一音だけか、その後も続くのか

sf は原則としてその音だけの指示で、次の音からは元の音量に戻ります。ここを間違えて、sf 以降ずっと大きいまま弾いてしまう例が非常に多く見られます。楽譜に sf が書かれていたら、その音のあと何に戻るのかを必ず確認してください。戻り先が書かれていない場合は、sf の直前の強弱が続いていると考えます。

演奏のヒント

ピアノ

打鍵を速くすることで作ります。深く押し込むと音量より打鍵音が目立ち、鋭さが出ません。

弦楽器

弓を弦に置いた状態から瞬間的に加速します。上から落とすと雑音が混じります。

管楽器

舌を強くするのではなく、息の圧を一瞬だけ上げます。タンギングで作ると音が潰れます。

混同しやすい用語

この指示が使われる曲

ベートーヴェン 交響曲第3番「英雄」第1楽章

拍子の重心をずらす位置に sf が置かれ、リズムそのものを揺さぶります。

ハイドン 交響曲第94番「驚愕」第2楽章

静けさの中に一発だけ置かれた強打。sf が差でしか成立しないことの好例です。

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