Forte Piano
フォルテピアノ
意味
強く、すぐに弱く
解説
鋭いアタックの直後に、影に隠れるような急激な変化。モーツァルトやベートーヴェンの作品で劇的な効果を生みます。
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フォルテピアノ
強く、すぐに弱く
鋭いアタックの直後に、影に隠れるような急激な変化。モーツァルトやベートーヴェンの作品で劇的な効果を生みます。
Forte piano(fp)は「強く、すぐに弱く」。一つの音の中で、強い出だしから即座に弱音へ切り替える指示です。
fp は2つの音への指示ではなく、1つの音の中で完結します。音の出だしを f で発音し、その直後に p まで落とす。持続する楽器ではこの落差を作れますが、ピアノのように減衰する楽器では、強く弾いた音が自然に減衰することを利用します。したがって、楽器によって実現方法がまったく異なる指示です。
fp の最も多い失敗は、次の音以降も大きいまま弾いてしまうことです。fp の p は、その音だけでなく、次の指示があるまで続きます。楽譜に fp があったら、そのあとどこまで p が続くのかを確認してください。多くの場合、次の crescendo か強弱記号までです。
ピアノ
強く打鍵し、自然減衰に任せます。ペダルを踏み続けると響きが残り、p にならない点に注意します。
弦楽器
弓の出だしで速度と圧を最大にし、直後に両方を抜きます。切り替えの速さが効果を決めます。
管楽器
タンギングを強く、直後に息を絞ります。ピッチが動きやすいので支えは保ちます。
ベートーヴェン 交響曲第3番「英雄」第1楽章
拍の重心をずらす位置に fp が置かれ、リズムを揺さぶります。
モーツァルト 交響曲第40番 第1楽章
劇的な効果を生む fp が、緊張の起伏を作ります。