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Neapolitan sixth chord

ナポリの六度

理論 🌐 英語

意味

短調の下属音上に作られる特徴的な借用和音

解説

第2音を半音下げた長三和音の第一転回形。切ない色彩を加える。

Neapolitan sixth chord(ナポリの六度)は、短調の楽曲に現れる特徴的な借用和音で、下属音を根音とする長三和音の第2音を半音下げ、第一転回形で用いられることが多い。

構成と呼び名の由来

短調の第2音(上主音)を半音下げた音を根音とする長三和音で、通常は根音を最低音に置かず、第一転回形(6の和音)で使われる。「六度」の名はこの転回形の響きに由来する。18世紀のナポリ楽派のオペラで好んで用いられたことから、この名が付けられたとされる。

半音下げた音が生む効果

通常の下属和音より1音を半音下げるだけで、和音全体の色彩が大きく変わり、切なく張り詰めた響きが生まれる。多くの場合、ドミナントへ向かう直前に置かれ、終止への緊張を高める役割を果たす。

演奏のヒント

鍵盤楽器

この和音は緊張の頂点として使われることが多く、通常の下属和音よりわずかに強調して弾くと、そこから属和音へ向かう緊張の高まりがはっきり伝わります。

混同しやすい用語

この指示が使われる曲

ベートーヴェン ピアノソナタ第14番「月光」第1楽章

ナポリの六度が印象的に使われる代表例として、音楽理論の教材でしばしば取り上げられます。

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