Pastorale
パストラーレ
意味
田園的な、牧歌的な
解説
のどかな風景、羊飼いの笛。
音楽用語辞典 & チューナー・メトロノーム
パストラーレ
田園的な、牧歌的な
のどかな風景、羊飼いの笛。
Pastorale は「田園的な、牧歌的な」。ラテン語 pastor(羊飼い)、動詞 pascere(放牧する、養う)に由来する。
pastor はもともと文字通り羊飼いを指す語で、英語 pastor(牧師)、pasture(牧草地)も同じ語根を共有する。音楽での pastorale は、羊飼いの笛や田園風景を連想させる、ゆったりとした様式を指すようになった。
パストラーレ様式の曲は、8分音符が3つずつまとまる複合拍子(6/8や12/8)で書かれることが多く、ゆるやかに揺れるリズムが牧歌的な雰囲気を強調する。
弦楽器(合奏)
複合拍子で牧歌的な性格を出すには、8分音符3つのまとまりを重く刻まず、ゆりかごを揺らすような滑らかな重心の移動で弾くと、羊飼いの笛を思わせる穏やかさが生まれます。
ヘンデル「メサイア」より「ピーファ(パストラル・シンフォニー)」
「野宿していた羊飼いたち」の場面の前に置かれた器楽の間奏曲で、イタリアのバグパイプ奏者ピッフェラーリがクリスマスの時期に吹いた笛にちなんで「ピーファ」と名付けられています。12/8拍子の穏やかな揺れが子守歌のような性格を作っています。