Patetico
パテティコ
意味
悲劇的な、哀れを誘う
解説
「パトス(受難、激情)」。ベートーヴェンの「悲愴 (Pathétique)」のように、深い苦悩と熱情を伴います。
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パテティコ
悲劇的な、哀れを誘う
「パトス(受難、激情)」。ベートーヴェンの「悲愴 (Pathétique)」のように、深い苦悩と熱情を伴います。
Patetico は「悲愴な、感情を揺さぶる」。ギリシャ語の pathos に由来し、原義は「受けること、経験すること」です。
ギリシャ語の paskhein(受ける、被る)から派生した pathos に由来します。原義は能動的に何かをすることではなく、外から受ける経験や苦しみです。英語の pathetic、sympathy(ともに受ける)、passion も同じ語根に連なります。したがってこの語が指すのは、自ら作り出す感情ではなく、襲ってくるものに耐えている状態です。
ピアノソナタ第8番 ハ短調 作品13 は、出版時に《Grande Sonate pathétique》という題が付されています。この題は作曲者自身が認めたものとして伝えられています。チャイコフスキーの交響曲第6番も《Pathétique》の副題で知られています。いずれも、悲しみというより深い苦悩と激情を伴う作品です。
「受けている」という語源を踏まえると、この指示は感情を誇張して見せることとは違います。抑えきれずに溢れているように聞こえるためには、枠が保たれている必要があります。テンポやリズムが崩れると、耐えている状態ではなく制御を失った状態になります。