Recitativo
レチタティーヴォ
意味
叙唱、語るような歌
解説
物語を前進させるセリフのような歌。伴奏は最小限に抑えられ、歌手は言葉のイントネーションを重視して演奏します。
音楽用語辞典 & チューナー・メトロノーム
レチタティーヴォ
叙唱、語るような歌
物語を前進させるセリフのような歌。伴奏は最小限に抑えられ、歌手は言葉のイントネーションを重視して演奏します。
Recitativo(レチタティーヴォ)はイタリア語 recitare(語る、朗読する)に由来する語で、話し言葉のように歌う、オペラやオラトリオの様式。物語や台詞を前へ進める役割を担う。
アリアが感情をじっくり歌い上げる場面であるのに対し、レチタティーヴォは会話や状況説明を進めるための様式で、旋律的な美しさよりも言葉の抑揚と自然な話し方のリズムが優先される。
通奏低音(チェンバロと低音楽器)だけで伴奏される簡素な形は recitativo secco(乾いたレチタティーヴォ)と呼ばれ、会話的な場面で多用される。オーケストラ伴奏を伴う劇的な形は recitativo accompagnato(伴奏付きレチタティーヴォ)または recitativo stromentato と呼ばれ、感情が高ぶる場面でアリアへの橋渡しとして使われる。
チェンバロ・チェロ(通奏低音)
secco の伴奏では、歌手の言葉の運びに合わせて和音を差し込むタイミングを柔軟に変える必要があります。一定のテンポで弾こうとせず、歌手の呼吸と台詞の間合いを聴きながら和音を置く判断が求められます。
モーツァルト「フィガロの結婚」より フィガロのアリア「もし踊りをお望みなら」直前のレチタティーヴォ
チェンバロ(またはフォルテピアノ)とチェロによる通奏低音で伴奏される、secco の効果的な例として言及される箇所です。会話的な台詞の運びから、続くアリアへ滑らかに引き継がれます。