Species counterpoint
定量対位法
意味
段階を追って対位法を学ぶ伝統的な教育法
解説
音符対音符から始め、段階的に自由な対位法へ進む学習体系。
音楽用語辞典 & チューナー・メトロノーム
定量対位法
段階を追って対位法を学ぶ伝統的な教育法
音符対音符から始め、段階的に自由な対位法へ進む学習体系。
Species counterpoint(定量対位法)は、段階を追って対位法の技術を身につけるための伝統的な教育体系。
18世紀の作曲家ヨハン・ヨーゼフ・フックスが著した『パルナッソス山への階梯』で体系化された方法で、まず1つの音符に対して1つの音符を対応させる最も単純な形(第一species)から始め、2つの音符、シンコペーション、装飾音を含む形へと段階的に規則を複雑にしていく。
この段階的な訓練法は、実際の作曲様式そのものというより、声部の独立性や協和・不協和の扱いを体で覚えるための教育的な枠組みとして、現在も対位法教育で広く使われている。
アンサンブル・合唱
各声部を単独で美しい旋律として歌える(弾ける)ことを確認してから重ねると、声部の独立性という species counterpoint の目的が実感しやすくなります。
フックス「パルナッソス山への階梯」(1725年)
この学習法を体系化した理論書。ハイドン・モーツァルト・ベートーヴェンをはじめ、後世の多くの作曲家がこの本で対位法を学んだとされます。