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音楽用語辞典 & チューナー・メトロノーム

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Transposition

いちょう

理論 🌐 英語

意味

移調

解説

曲全体を別の調へそっくり移すこと。音程の関係は保たれるため、旋律の形は変わりません。歌い手の声域に合わせる、演奏しやすい調に直す、移調楽器のために書き換えるなど、実用上の必要から頻繁に行われます。

移調は、曲全体を別の調へそっくり移すことです。音程の関係は保たれるため、旋律の形は変わりません。

なぜ移調するのか

歌い手の声域に合わせる、演奏しやすい調に直す、移調楽器のために書き換える、といった実用上の必要から行われます。歌曲では同じ曲が複数の調で出版されることがあり、これは声域の違いに対応するためです。

移調楽器

クラリネットやトランペットなどは、記譜された音と実際に鳴る音が異なります。B♭管の楽器なら、ドと書かれた音が実際にはB♭の高さで鳴ります。オーケストラのスコアを読むとき、これらのパートは記譜された音のまま読むと他の楽器と合いません。指揮者やスコアを読む人は、頭の中で移調しながら読むことになります。

響きは同じではない

音程の関係が保たれるため、理屈の上では移調しても同じ曲です。しかし実際には響きが変わります。弦楽器では開放弦が使えるかどうかで音色が変わり、管楽器では運指の難しさや各音域の鳴りが変わります。ピアノでも黒鍵と白鍵の配分が変わり、打鍵の感覚が違います。作曲者が選んだ調には、こうした楽器の事情が関わっている場合があります。

転調との違い

移調は曲全体を別の調へ移すことで、曲の中の調関係は変わりません。転調は曲の途中で調が移ることで、曲の構造そのものの一部です。ハ長調の曲をニ長調に移調しても、途中の転調は同じ関係のまま移動します。

演奏のヒント

鍵盤・合唱伴奏

声域に合わせて曲を移調する場面が多く、まず主音の位置を新しい調で確認してから、和音の型を横にスライドさせるように弾くと速く対応できます。

管楽器

移調楽器の奏者は、記譜と実音の関係を常に頭の中で変換しています。合奏スコアを読むときはこの変換を逆に行う必要があります。

混同しやすい用語

この指示が使われる曲

シューベルトの歌曲

歌手の声域に合わせ、高声用・低声用など異なる調に移調した版が出版社によって用意されることが多くあります。

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