Addolorato
アドロラート
意味
悲しみでいっぱいに
解説
深い悲痛さを湛え、溜め息のようなメロディラインを強調します。胸が締め付けられるような表現です。
1000語以上の音楽用語辞典 & チューナー・メトロノーム
アドロラート
悲しみでいっぱいに
深い悲痛さを湛え、溜め息のようなメロディラインを強調します。胸が締め付けられるような表現です。
Addolorato は「悲しみに満ちて」。dolore(痛み、苦しみ)を語根に持ち、深い悲痛を求めます。
dolore(痛み)から動詞 addolorare(苦しめる)が作られ、その過去分詞が addolorato です。したがって原義は「苦しめられた」で、外から与えられた苦痛を受けている状態を指します。同じ語根から dolente(痛みを伴って)、doloroso(苦しげに)、con dolore(痛みをもって)といった語形が生まれています。
過去分詞であるため、この語は苦しむ過程ではなく、苦しめられた状態を指します。すでに傷を負っている状態であり、その重みが響きに現れることが求められます。低音を厚く扱い、フレーズが上へ向かわない扱いが語に合います。
溜め息のような下降音型が書かれていることが多く、それを生かすことがこの指示に応える方法です。フレーズの後半で押さずに抜けていく処理になります。ただし支えが失われると、悲痛ではなく弛緩になります。