Allargando
アラルガンド
意味
だんだん遅く、幅広く、堂々と
解説
速度を落としながらも音量を増し、壮大な終結部を形作る際に非常に重要な指示です。
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アラルガンド
だんだん遅く、幅広く、堂々と
速度を落としながらも音量を増し、壮大な終結部を形作る際に非常に重要な指示です。
Allargando は allargare(広げる)から来た語で、「だんだん幅広く」。速度を落としながら、同時に音量と厚みを増していく指示です。
ritardando が速度だけを扱うのに対し、allargando は遅くなりながら音楽が広がっていくことを求めます。多くの場合、音量も増し、音色も厚くなります。終結部で用いられると、堂々と幕を閉じる効果が生まれます。calando が遅くしながら弱くするのと、ちょうど正反対の関係にあります。
遅くしながら大きくすると、音楽が重く沈みやすくなります。広がりと重さは別物なので、音を伸びやかに保つことが重要です。フレーズの方向を最後まで保ち、終点へ向かって開いていく感覚を持つと、堂々としつつも停滞しません。
ピアノ
和音を厚く、しかし打鍵は速く。深く押し込むと重さだけが出ます。
弦楽器
弓を長く大きく使います。テンポが落ちるぶん配分の再設計が必要です。
管楽器
息の量を増やしつつ、支えを保ちます。遅くなるためブレスの計画も変わります。
エルガー「威風堂々」第1番
終結へ向かう広がりが、この語の性格をよく表しています。