Attack
アタック
意味
発音の瞬間、出だし
解説
鍵盤を叩く、弦をはじく、息を吹き込むその瞬間の表情。音楽の意志を決定します。
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アタック
発音の瞬間、出だし
鍵盤を叩く、弦をはじく、息を吹き込むその瞬間の表情。音楽の意志を決定します。
アタックは音の出だし、発音の瞬間を指します。音の性格の大部分がこの一瞬で決まります。
同じ楽器の同じ高さの音でも、出だしの立ち上がりが違えば別の音として聞こえます。人間の耳は音の始まりの数十ミリ秒から多くの情報を取り出しているため、そこでの違いが音色の違いとして認識されます。強弱記号やアーティキュレーション記号が指示しているのは、多くの場合この立ち上がりの質です。
ピアノでは打鍵の速度と、指が鍵に触れる瞬間の状態で決まります。鍵の上に指を置いてから押すか、上から落とすかで立ち上がりが変わります。弦楽器では弓を弦に置いてから動かすか、動きながら接触させるかで違います。管楽器では舌の使い方と息の到達のタイミング、声楽では子音の処理が対応します。打楽器では撥の速度と当てる位置です。
複数の奏者が同時に音を出すとき、音が鳴った瞬間をそろえようとしても遅れます。楽器によって、動作を始めてから音が鳴るまでの時間が違うためです。管楽器は息が管を通る時間があり、弦楽器は弓が弦を動かし始める時間があります。実際には、音が鳴る瞬間を予測して動作を先に始めることでそろえます。指揮の動きは、この予測のための共通の基準として働きます。