Bandoneon
バンドネオン
意味
タンゴに不可欠なアコーディオンの仲間
解説
「タンゴの魂」。蛇腹を開閉し、時に激しく、時にすすり泣くような深い哀愁ある音を奏でます。
音楽用語辞典 & チューナー・メトロノーム
バンドネオン
タンゴに不可欠なアコーディオンの仲間
「タンゴの魂」。蛇腹を開閉し、時に激しく、時にすすり泣くような深い哀愁ある音を奏でます。
バンドネオンは蛇腹を開閉して音を出す楽器です。アコーディオンの仲間ですが、鍵盤ではなくボタンで音を選びます。
四角い箱を両側に持ち、そのあいだに蛇腹があります。両側にボタンが並び、これを押しながら蛇腹を開閉すると、空気がリードを振動させて音が出ます。ボタンの配列は音階順ではなく、押す位置と音の高さに規則的な対応がありません。
多くのバンドネオンでは、同じボタンを押しても、蛇腹を開くときと閉じるときで別の音が鳴ります。したがって奏者は、1つのボタンについて2つの音を覚える必要があり、両手で合わせると記憶すべき対応関係が非常に多くなります。演奏の難しさの主な理由がここにあります。
ドイツで作られた楽器がアルゼンチンへ渡り、タンゴの中心的な楽器になりました。蛇腹の操作で音量と音の立ち上がりを直接制御できるため、強い加速と減速、鋭いアクセントを作れます。この表現力がタンゴの様式と結びついています。
バンドネオン
蛇腹の開閉そのものが音の立ち上がりと音量を決めるため、腕の力ではなく上半身全体を使って蛇腹を動かし、アクセントの瞬間に開閉の速度を一気に上げることで鋭い切れ味が生まれます。
ピアソラ「アディオス・ノニーノ」(1959年)
父ビセンテ(愛称ノニーノ)の訃報を受けた数日後、ニューヨーク滞在中に約30分で書き上げたとされる作品です。バンドネオン、ヴァイオリン、エレキギター、ピアノ、コントラバスのための編成で、ピアソラ自身の代表作の一つとして生涯にわたり演奏されました。