Ondes Martenot
オンド・マルトノ
意味
フランスの初期電子楽器
解説
鍵盤やリングで音を操り、人間の声を模したような歌うような音色から爆発音まで多彩に表現します。
音楽用語辞典 & チューナー・メトロノーム
オンド・マルトノ
フランスの初期電子楽器
鍵盤やリングで音を操り、人間の声を模したような歌うような音色から爆発音まで多彩に表現します。
オンド・マルトノは、フランスで開発された初期の電子楽器です。鍵盤とリボン状の装置の両方で音の高さを操ります。
鍵盤を押して音を出す方法と、鍵盤の前に張られたリボン(指にはめるリングで動かす)を左右に動かして連続的に音の高さを変える方法があります。前者は音程が確定した演奏、後者は滑らかなスライドを作ります。左手は音量と音色を制御する装置を操作します。
フランスのモーリス・マルトノが1928年に発表しました。「マルトノの波」という意味の名です。テルミンと同じ時期に登場した電子楽器で、こちらは鍵盤による確定した音程の演奏が可能な点が異なります。
メシアンの《トゥーランガリラ交響曲》でこの楽器が用いられています。オーケストラの中で使われた例として知られています。
オンド・マルトノ
リボンで音程を作る場合、指にはめたリングの位置を目で確認できないことが多いため、腕の角度と手の位置で音程を体に覚えさせ、耳だけでなく感覚でも狙った音に到達できるようにしておく必要があります。
メシアン《トゥーランガリラ交響曲》(1948年完成)
オーケストラにオンド・マルトノの独奏パートを組み込んだ大規模な作品で、この楽器が管弦楽の中で本格的に使われた代表例として知られます。滑らかに音程を変化させるリボン奏法と、鍵盤による確定した音程の両方が用いられています。