Theremin
テルミン
意味
手を触れずに奏でる電子楽器
解説
電磁場の中で手を動かしてピッチと音量を操ります。幽霊のような、滑らかなスライド音が特長です。
音楽用語辞典 & チューナー・メトロノーム
テルミン
手を触れずに奏でる電子楽器
電磁場の中で手を動かしてピッチと音量を操ります。幽霊のような、滑らかなスライド音が特長です。
テルミンは、楽器に手を触れずに演奏する電子楽器です。2本のアンテナに手を近づけたり離したりして音を操ります。
垂直のアンテナが音の高さ、水平のループ状のアンテナが音量を制御します。奏者の手がアンテナに近づくと、その周辺の電気的な状態が変わり、それが音の高さや音量の変化になります。手の位置がそのまま音になるため、鍵盤やフレットのような区切りがありません。
触れる場所がないため、どの位置がどの音になるかを体で覚える必要があります。しかも、奏者の体全体が電気的な状態に影響するため、姿勢が変わると音程も変わります。演奏中に立ち位置や体の向きを一定に保つことが要求されます。この難しさから、音程を持たない滑らかなスライド音として使われることが多くあります。
ロシアの物理学者レフ・テルミンが1920年に発明しました。開発者の名がそのまま楽器名になっています。初期の電子楽器の一つとして知られています。
テルミン
姿勢や体の向きが音程に影響するため、演奏前に立ち位置と姿勢を固定し、本番中も体幹を動かさずに手だけを操作することが、意図しない音程のずれを防ぐ助けになります。
バーナード・ハーマン「地球の静止する日」映画音楽(1951年)
全32曲中24曲でテルミンが使われ、弦楽器や木管楽器のセクションを外して電気ヴァイオリン・オルガン・グロッケンシュピール・テューバなどと組み合わせた、異星的な響きを作り出した作品です。この曲の成功以降、テルミンの音色はSF映画の定番として広く模倣されるようになりました。