Decorum
デコラム
意味
端正、適切、品の良さ
解説
行き過ぎを戒め、その曲のスタイルに最もふさわしい、規律ある演奏を保ちます。
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デコラム
端正、適切、品の良さ
行き過ぎを戒め、その曲のスタイルに最もふさわしい、規律ある演奏を保ちます。
Decorum はラテン語で「ふさわしいこと」。行き過ぎを戒め、その様式に適した演奏を保つことを求めます。
ラテン語の decere(ふさわしい)から派生した語です。古代の修辞学では、語り方が場と主題にふさわしいことを decorum と呼び、重要な原則としていました。英語の decorate、decent も同じ語根で、「ふさわしく整える」という原義を共有します。
その曲の様式にふさわしい範囲を守ることを指します。バロック作品にロマン派的な大きなルバートを持ち込む、古典派のソナタに過剰な音量差を付けるといった扱いは、この原則から外れます。何が適切かは様式によって変わるため、この語は絶対的な基準ではなく、対象に応じた判断を求めています。
行き過ぎを避けることは、表情を消すことではありません。その様式の中で使える手段を十分に使ったうえで、枠を越えないという判断です。抑えすぎて何も伝わらなければ、それも decorum を満たしていないことになります。