Giusto
ジュスト
意味
正確な、適切な
解説
行き過ぎを戒め、音楽的に最も「正しい」バランスを保つように注意を促す言葉です。
音楽用語辞典 & チューナー・メトロノーム
ジュスト
正確な、適切な
行き過ぎを戒め、音楽的に最も「正しい」バランスを保つように注意を促す言葉です。
Giusto は「正確な、適切な」。ラテン語の iustus(正しい)に由来し、行き過ぎを戒める語です。
ラテン語の ius(法、権利)から派生した iustus に由来します。英語の just、justice、adjust も同じ語根です。原義は「法にかなった」で、そこから正確な、適切なという意味が生じました。恣意的でないこと、基準に合っていることを述べる語です。
最もよく見るのは tempo giusto という形です。厳格に一定のテンポを保つという意味と、その曲にふさわしい適切なテンポという意味の両方で用いられてきました。前者は rubato の反対、後者は速度の指定にあたり、内容が異なります。どちらの意味かは文脈で判断することになり、この語の解釈は一義的に定まっていません。
他の語に添えて、その指示を行き過ぎない範囲に収めることを求める用法もあります。表現を抑制する方向の語であり、自由さを求める a piacere や rubato とは反対の位置にあります。
共通
直前に rubato の箇所があった場合、tempo giusto は「元のテンポに戻る」合図でもあります。戻る瞬間のテンポを、曲の最初に示されたテンポと同じに揃えておくと、指示の意図が明確に伝わります。
ショパン ワルツ 作品70の2
tempo giusto の指示が現れる、この語の実例として知られる作品です。