Deschante
デスカント
意味
主旋律より高い補助旋律
解説
賛美歌などで、最高音部を歌う華やかな旋律。喜びや輝きを象徴する役割を果たします。
1000語以上の音楽用語辞典 & チューナー・メトロノーム
デスカント
主旋律より高い補助旋律
賛美歌などで、最高音部を歌う華やかな旋律。喜びや輝きを象徴する役割を果たします。
主旋律より高い位置に加えられる旋律を指す語です。英語では descant、フランス語では déchant にあたります。
ラテン語の discantus は、dis(離れて、別に)と cantus(歌)から成ります。原義は「別の歌」で、既にある旋律に対して別の声部を加えることを指しました。中世の多声音楽では、既存の旋律の上に加えられる声部をこの語で呼びました。
讃美歌などで、全員が主旋律を歌う上に、一部の歌い手がより高い旋律を重ねることがあります。これをディスカントと呼びます。最終節に加えられて輝きを増す用法が一般的です。主旋律を装飾し、支えるのではなく上に飾る役割です。
リコーダーやヴィオールなどの楽器族では、最も高い音域の楽器を descant または discant と呼ぶことがあります。ソプラノ・リコーダーが descant recorder と呼ばれるのがその例です。高い音域を指す語としての用法です。
辞典には deschante の形で収録されていますが、この綴りは標準的ではありません。フランス語では déchant、英語では descant、ラテン語では discantus です。