Diminution
縮小
奏法
🌐 英語
意味
音の長さを半分にする
解説
主題のスピードを2倍にし、急速で緊迫した、あるいは煌びやかな効果を生みます。
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縮小
音の長さを半分にする
主題のスピードを2倍にし、急速で緊迫した、あるいは煌びやかな効果を生みます。
Diminution(縮小)は Augmentation の逆で、主題の音価を一定の倍率(多くは1/2)に短縮して提示する技法。初期音楽ではこれとは別に、単純な旋律を細かい音符で装飾する実践も同じ語で呼ばれた。
主題を構成する音符の長さを均等に半分へ圧縮する。音の並びと音程関係は保たれるが、動きは速くなり、切迫した性格を帯びる。フーガでは、通常の速さの主題と縮小形の主題を同時に重ねることで緊張を高める書法が使われる。
ルネサンスから初期バロックの独奏・声楽の実践では、書かれた単純な旋律を、演奏者がその場で多くの細かい音符へ分解して弾く技術も diminution(division)と呼ばれた。シルヴェストロ・ガナッシの教則本 Fontegara(1535年)や、ディエゴ・オルティスの Tratado de glosas(1553年)が、この装飾実践を伝える資料として知られている。
バッハ「フーガの技法」Contrapunctus VII
同じ主題の拡大形と縮小形を同時に重ねる楽章。