Dissonanza
ディッソナンツァ
意味
不協和
解説
不穏な、ぶつかる音。
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ディッソナンツァ
不協和
不穏な、ぶつかる音。
Dissonanza は「不協和」。同時に鳴った音がぶつかり、緊張を生む状態を指します。音楽を前へ進める原動力になります。
ラテン語の dis(離れて)と sonare(響く)から成ります。振動数の比が複雑であるほど波形の重なりが不規則になり、うなりや濁りとして知覚されます。ただしこれは音楽上の欠陥ではありません。不協和が解決を求め、協和へ向かうという運動が、和声の推進力そのものです。不協和がなければ音楽は動く理由を失います。
伝統的な和声法では、不協和音は準備され、鳴らされ、解決されるという手順を踏みます。掛留音がその典型で、前の和音の音を保持して次の和音でぶつけ、その後順次進行で収まります。この手順があるため、不協和は唐突な事故ではなく、聴き手が予期し追える出来事になります。
何を不協和とみなすかは歴史的に変わってきました。3度が不協和として扱われた時代があり、三全音は中世に忌避された一方で、後には属七の和音の中核として使われるようになりました。20世紀以降は、解決を伴わない不協和が常態として扱われる作品も多くあります。協和・不協和は物理的な事実に基づきながら、その扱いは様式によって決まります。