Equal temperament
平均律
意味
オクターブを12等分した調律
解説
現代の音楽の標準的な調律法。
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平均律
オクターブを12等分した調律
現代の音楽の標準的な調律法。
Equal temperament(平均律)は、オクターブを12の半音に均等に分割した調律法。現代の鍵盤楽器の標準であり、あらゆる調を同じ条件で使えるようにしました。
純正な音程は単純な整数比で決まります。完全5度は2対3、長3度は4対5。しかしこれらを積み重ねていくと、オクターブとぴったり合わなくなるという矛盾が生じます。平均律は、すべての5度をわずかに狭め、3度を広めに妥協することで、この矛盾を12の半音に均等に分散させました。純正な響きの美しさを一部失う代わりに、どの調でも同じように演奏できる自由を得たわけです。
平均律以前は、調によって音程の広さが異なり、調ごとに固有の性格がありました。作曲家が特定の調を選ぶことに、今より具体的な意味があったわけです。平均律では、すべての調が移調しただけの関係になります。それでも演奏家が調ごとの性格を語るのは、楽器の共鳴や運指の違いによる部分が大きいと考えられています。
バッハ「平均律クラヴィーア曲集」の原題は Das wohltemperierte Klavier で、直訳すれば「よく調整された鍵盤楽器」。現在の12等分平均律を指していたかについては議論があり、当時使われていた各種のよく響く調律法を指すという説が有力です。いずれにせよ、24の調すべてを使えることを示した点にこの曲集の意義があります。
ピアノ
調律が固定されているため、奏者が音程を変えることはできません。響きの選択はペダルと打鍵で行います。
弦楽器・管楽器
音程を調整できるため、和音の中では純正に寄せることが可能です。ピアノと合わせる場合は平均律に合わせます。
合唱
無伴奏では自然に純正へ寄っていきます。ピアノ伴奏が入ると平均律に引き戻されます。
バッハ「平均律クラヴィーア曲集」
あらゆる調で演奏できることを示した記念碑的な曲集です。