Pitch
おんてい
意味
音の高さ
解説
音の高低を指す言葉で、物理的には振動数(Hz)に対応します。振動数が2倍になると1オクターブ上がります。現代の標準はA=440Hzですが、オーケストラによっては442Hzなど高めに取ることもあり、時代によっても基準は変化してきました。
音楽用語辞典 & チューナー・メトロノーム
おんてい
音の高さ
音の高低を指す言葉で、物理的には振動数(Hz)に対応します。振動数が2倍になると1オクターブ上がります。現代の標準はA=440Hzですが、オーケストラによっては442Hzなど高めに取ることもあり、時代によっても基準は変化してきました。
音の高さのことで、物理的には振動数(Hz)に対応します。振動数が2倍になると1オクターブ上がります。
弦や空気柱が1秒間に何回振動するかが振動数で、単位はヘルツです。振動数が高いほど高い音として知覚されます。この関係は比例ではなく、倍になるごとに1オクターブ上がるという対数的な関係です。440Hz の1オクターブ上は880Hz、そのまた1オクターブ上は1760Hz になります。
現代の標準はA=440Hz とされますが、オーケストラによっては442Hz や443Hz など高めに取ることもあります。時代による変化も大きく、バロック期の演奏では415Hz 前後を用いることが一般的です。これは半音ほど低い高さにあたります。古楽器による演奏で調が違って聞こえるのは、この基準の違いによるものです。
同じ振動数でも、音量や音色によって高さの感じ方がわずかに変わることが知られています。また、非常に低い音や高い音では高さの判別が難しくなります。演奏の現場では、測定器の数値と耳で聞いた印象が一致しないことがあり、最終的には合奏の中でどう聞こえるかで判断されます。
声楽
基準ピッチが高いオーケストラと共演する場合、声にとっては負担が増します。本番前に基準ピッチを確認し、発声の準備をそれに合わせておくことが実務上重要です。
ヴェルディ「レクイエム」
ヴェルディは1884年の書簡で、当時広まりつつあった高めの基準ピッチに反対し、歌手の声を守るためフランスの「ディアパゾン・ノルマル」(A=435Hz)に近い低めの基準を求めました。